半端マニアソフト様インタビュー
「
空の上のおもちゃ」(シェア) ピックアップ投票 2005年下半期 特別賞
半端マニアソフト
http://hms.muw.jp/
各スタッフの担当された内容を詳しく教えてください
渡辺僚一:企画、原案、シナリオ
Kashmir:原画、彩色
O−Show:システム、スクリプト、演出
SHIM:音楽
館内:音楽、音響
MiLKMAN:作業サーバ管理、各種作業補助
竹本まさお:エロゲーキング
木緒なち:ディレクター、デザイン、全体構成、ブッキング
暁御幸:背景
厨川亮:背景
NOKUTSU:背景
製作の進行、スタッフ間の連携はどのように?
[木緒] 大まかな進行は自分が決定して全員にメールや電話で伝える、という形を取っていますが、良くも悪くも全員が一人で何でもやるタイプのスタッフばかりなので、大枠だけ決めたら後は各パートで好きに動いて後で合わせる、という仕組みになりつつあります。システムとかその辺の足回り系は木緒とO−Showさん、ストーリー的な物は渡辺さんがそれぞれ主導する感じですね。
作品の構想はどのように?
[渡辺] 前作が幽霊だったので次はUMAだろう、当然! という不思議思考がグリグリと僕の脳内で働いて、いろんな人に相談してたら、しっぽのUMAは可愛いんじゃない? と言われ、それだ! と。まさにヘブン! 超プリティーじゃん! と。
しっぽの着想はどこから?
[渡辺] 答えは前の質問と同じになっちゃいますが、とにかくしっぽがまずあってそこからできていった作品でした。しっぽのいる世界ってどんなんなんだ? どんなんなんだ、オラッ! クソする時は邪魔じゃねぇのか? そいつらに縛られて疑似触手エッチをしたりするかよ? するのかよ! しねぇよ! ということをなどを考えまくっていたら世界観ができあがっていったんだって!
シナリオメイキングはどのように?
[渡辺] マルチエンドにしない代わりに、何か仕掛けを入れようと考えていたので、二部構成というのは超初期の段階から決まっていました。
一部がエロゲーっぽく現代の高校、二部が歴史物というのも割とあっさりと決まりました。ずるっ、と。
前作のフユガミで明治時代の共産主義者、幸徳秋水をさりげなく出したように、ずっと共産主義に興味があって(その思想じゃなくて歴史に)、70年安保の話は必ず入れなきゃならねぇ、こいつを書かなきゃ話にならねぇよ、セックス! という熱い思いがありました。んで、そもそも安保闘争ってなんで起きたんだろう、ということを考え出したら、二次大戦前夜までズルズルと遡ってしまって……。結局、共産主義についてはほとんど何も書けませんでしたが……。
ちなみにフユガミでは、幽霊として登場する七菜が生身の頃、道明の先祖とコンビを組んで、幸徳秋水を守るために戦っていた、という短編を書く予定があったぜ! というか途中まで書いたぜ……。
もう一つ、絶対にセカイ系にしようと思ってました。こいつを乗り越えないと僕はもう一歩も前に進めない、ちょっとブスめな大阪人の女だったら、アタイ前に進めへんのよ! と酔っぱらってそう叫び狂いだしかねないほどの焦燥感があって、こういった作品になりました。
キャラクターメイキングはどのように?
[渡辺] エロゲーキングのまさお君が本作のモデルとなった全寮制の某宗教高校出身で、彼から下品な思い出を根掘り葉掘り聞いて作っていきました。疥癬で隔離とかは彼の実体験です。男キャラ二人は、まさお君の思いでの中から引っ張り出したような感じですね。
親しい女の子には下ネタを言って欲しい願望を僕は持っているので、そこから真柄さんが生まれました。
年上の女の人は天然ボケよりも、年下を顎で使う時にこそ色気が引き立つ、という考えで志津恵さんが。
そして、天然ボケはちょっとやりすぎな方が可愛い、という思いから城谷さんが。
[kashmir] ■春野 … 最初に出来たのが春野です。原案見せてもらって描いたモノからニュアンスはほとんど変わってないんじゃないでしょうか。ともかく天然ということで馬鹿っぽさと馬鹿じゃないっぽさを行ったり来たりします。主観パートがないのでホントの所何を考えてるのかわからない、でも一生懸命さは伝わって来る、みたいな。漫画的な表情を入れるかで迷ったんですが、もっとあってもよかったと思います。リボンは感情の起伏によって変形するという設定もあったような。
■真柄 … なぜか私だけ真柄でなく夏見と呼んでいるようです。不思議。主観語り編があるので感情移入度がアップ。描いてるうちにどんどん幼くなっていった気がします。あまり極端な表情が無くどこかで自分を抑えている感じにしました。
■志津恵 … まとまるまでにかなり時間がかかっています。役の立場上シナリオが確定するまではなかなか描きにくい人でありました。過去の姿はすんなり出たんですが、裸ばっかなのでそれはそれで大変でした。一番感情移入してるかもしれません。
■雪雄 … 粗っぽくいい加減な感じに、ということで男子部室臭を。表情が出しにくい目なので身体全体を動かして表すように。ホントはもっとたくさんパターンが欲しかったかもしれません。
■克之 … 主人公のため最後にできあがっています。はじめから意志が強いわけではない、すごく誠実というわけでもないごく普通の男子を心がけていました。でもって少しかわいくと。初期画と全然違いますね。
以下について、こだわった点や苦労した点を教えてください
【システム】
[木緒] 前作がいわゆる全画面のノベルゲームだったので、今回はウインドウ型のゲームにしよう、というのはかなり初期の段階で決まっていました。いつもシステムは自分が概要を考えてO−Showさんに構築してもらう、という形を取っているんですが、こちらの無茶な要求にも粛々と対応して下さるので滅茶苦茶助かってます(笑)。あと、システムグラフィックは商業とか同人とかは関係なく、きっちり作るように気を付けています。
[O−Show] 前回フユガミの時に「既読スキップがない」など微妙に使いづらいシステムにしてしまっていたので、ノベルゲームに必要なシステムというのを全て1から洗い出すということをまずやりました。おかげで、ボイスつきのノベルゲームとしてはクラシックではありますが不足のないものになっていると思います。なので次は、今のそらちゃを最低ラインとして、この枠を超えてシステムのアイデアを盛り込んで行きたいですね。
【シナリオ】
[渡辺] キャラクターの初々しさ、青臭さを書く部分には苦労しました。下手な書き方すると、キャラクターの初々しさじゃなくて、書き手の僕の初々しさが出てしまうので。僕の青臭さなんて出したってファッキンしょうがねぇですから。雪雄先輩の初々しさというのが書けるかどうか書き終わるまで不安でしたが、なんとかなったかと! あと、女を書くのが下手だ下手だと言われたので可愛くなるようにがんばったんだけど、どうだったンッスかね!
【キャラクター】
[kashmir] ■春野 … シッポの有無でパターンが増えたのが大変でした。また時間が経ってからの描き直しが膨大で死にそうに。自分のせいなんですけども。
■夏見 … ずーっとジャージで地味なので着せ替えたくなりました。描いてるうちに幼くなったため発言とのギャップが・・・。
■志津恵 … マンガっぽい崩し顔の方がすんなりいきました。多分そういう顔の時の方が彼女にとって幸せな時間なのかもとふと思います。
■雪雄 … 困り顔がなぜかヤマジュンぽくなるのが困りました。
■克之 … 主に乳首要員のようですのでそのように。
【グラフィック】
[kashmir] 描きながら覚えていったことが大変多いですね。あまり外のシーンが出てこないんですが、夏で山で田舎っぽい空気は出したいと思いました。一定以上のスピードで描くというのはかなり後になってから意識したのですが、最初からソレが出来ていればなあと。遠い目
あと車内の様子を描くため資料としてその辺に停まっていた車覗き込んで写真撮っていたら、持ち主の人に睨まれました。後半の舞台は資料が不足していて想像でなんとかしてる部分が多くて冷や汗ものです。
【サウンド】
[SHIM] 主題歌は、そらちゃのイメージと歌詞の流れに気を遣い、BGMは場面ごとの印象を第一に勢い重視で制作しました。今回は複数の音源を使う事が多かったので、録音ごとに音量バランスを変える必要があり、調整に苦労しました。
好きなキャラ、気に入っているキャラは?
[渡辺] 僕は真柄さんと結婚してぇ! マジで! あと、なんか酷い目にあって欲しい、僕がサドだから! 真柄さんが陸上部の男子に輪姦されたけど実は全部、夢でした! という短編を自分のためだけに書きかねない、いつ書いても不思議じゃない勢いですよ! 夢ってオチにしないと真柄さんが可愛そうだから、夢オチ! 気持ち悪いですよ、僕は!
没になったエピソードなどは?
[渡辺] もう、これは腐るほどありすぎて、もう、ねぇ……。
そもそもこの作品は、
1部 高校編
2部 おもちゃ編
3部 ぶっ壊れ世界編
4部 おもちゃの世界作り直し直し編
5部 ラスト
という構成の作品になるはずでした。
これを見てわかるように、完全省略した4部はマルチエンドになるはずでした。
だけど、時間や金などのいろいろな事情と、おもちゃが世界を作り直すことに失敗するはずがないし、おもちゃが世界を間違った方向に作り直してしまう姿なんて書きたくないし、書けない! という創作者失格なキャラへの思い入れから、全部省略しました。
だって、おもちゃが絶対に失敗しないなら書く意味ねぇからな、ファック!
んで、放りっぱなしになっている伏線の幾つかは、この4部に対応するために張られたものなんですよ! 物凄く深読みしていただければ何を書こうとしていたのか、もしかしたら少し見えるかもしれません。……ふがいないライターでスマンッ!
だってさ……失敗なんかしたらおもちゃが可愛そうすぎるじゃん!
おもちゃはそれまで酷い目にあいすぎたので、これ以上はちょっと読み手もうんざりかなぁ……と、思ったのもあったり。
[木緒] 最初は前編と後編でDISCも分けようかとか考えてました。総ボリュームとかコストとか諸々の理由によりボツになりましたが、システム総入れ替えの大技が使えたのでその辺は満足しています(笑)。こういう仕掛けは、今後も何かしらどこかに組み入れたいですね。
思い入れのあるシーンは?
[渡辺] 崩壊した世界での志津恵と克之の会話。
どう考えたって志津恵と克之が和解できないんですよ。あの状況じゃ。だけどしないと話が進まない。
なので、僕は考えることを放棄して、おまえら二人で腹割って話し合えや、ボケ! と思って書きました。克之が予想以上情けないことをべらべら喋りはじめて、おまえはそこまでダメか、とビックリ! だけど自然に納得できる展開になって本当によかった!
ほんと、すぐにキャラクターに頼ってしまうんですよ、僕は。克之より情けねぇよ。
ちなみにフユガミの鈴夫と和歌奈の和解シーンも、もう僕は考えないからな! おまえらが仲直りできるストーリーなんて想像できん! おまえら二人で勝手に仲直りしろや、ボケが! と思ってたら鈴夫が設定していなかった過去をべらべらしゃべりだして超ビックリ。
企画時と完成時で変わったことは?
[渡辺] んー、全部。細かい所は全部、変わったので、どことは言いづらいですね。最初はしっぽが画用紙を吐き出す、という設定があったり、企画当初はタイトルが「蓄膿症少女、花になる」という変すぎるものだったり。
[木緒] 「蓄膿症少女に、花が咲く」ですね(笑)。死ぬほどキツいタイトルだったので、さすがに大反対してボツになりました。でもその後、現正式タイトルも渡辺さんが考えてきたものなので、最近はわざと最初は妙なタイトルを言って自分たちを楽しませてくれているのかもと、良いように解釈しております。
しっぽに性別はあるのですか?
[渡辺] あります。
克之君の「アレルギー性鼻炎」という設定は何か意味があったのですか?
[渡辺] しっぽは寄生した宿主の体に影響を与える、という設定のためです。
寄生された後に克之君の寝息がスムーズなものになっている、みたいな文章をどこかに書いたと思うんですが、これはそれを表現したかったからです。
真柄さんがしっぽに寄生されている間、花粉症にならなかったのも同じ設定からです。
しっぽは基本的に宿主を守ろうとする性質をもっているんです。
「雪雄先輩は志津恵さんのことを好きなんじゃないかと思う」というのは、単に克之君の思い違いですか?
[渡辺] 克之の野郎が恋愛に対して鈍感なフニャチンである、ということを表現したかったんです。ただの奴の勘違いです、アホです。
ユーザーの反応で印象深かったことは?
[渡辺] どれも印象深いですよ。
おもしろかったです、と言われると嬉しいですよ、マジで。もうビンビンに!
おもしろくなかった、という意見にはなぜか凹まないんですよ。
これはもう完成した作品なので当然、直しようがないですから。だから、もう、そうだったか……ゴメン、と思う程度で。これから直せるんだったら凹むと思うんですけどね。
どちらの意見も次の作品の参考にはしますよ、当然、無論、俄然。
僕達は進化し続けるんですよ! だからいろいろな意見は欲しいぜ!
製作期間は?
[木緒] 発表が2003年の11月ですから、1年と10ヶ月、ほぼ2年かかった事になります。ですが、途中諸々の事情で制作をストップした時期もありますので、実質は1年かかってないと思われます。
製作中のトラブル・失敗談は?
[渡辺] ファーック! 僕はkashmirさんの絵も人柄も大好きなんですが、制作中はそこに憎しみが入り交じるわけですよ、どうしても! いや、もう、これは共同作業だと絶対にあると思うんですよ。もう、この溢れる愛と憎しみを解消するにはkashmirさん(♂)をレイプするしかないんじゃないか? とは思いましたね。冗談ですけどね、勿論! いや、もう、今になって考えると無理な注文を言いまくっていた僕が悪いんですよ、どう考えても。だけど制作中は余裕がなくなりますから、ホント。
[kashmir] 絵を描くのが仕事という意識が出来る前にスタートしましたので、正直覚悟が足りなかったと思っています。自分の〆切がないと仕事しなさっぷりに呆れました。あと当時の制作に使っていたPCはスペックが低くて何度か泣く目に遭いまして、結局自作に走ることに。
[木緒] 今回はいわゆる普通のノベルゲームに近い物を目指したので、ボイスとかシステムとかで目に見えない苦労が多かったように思います。でも、これをふまえた事で、次作以降でやりたい事も更に増えたのはプラスだったようにも思いました。
製作を終えて、心残り・反省点は?
[渡辺] 言い出すときりがねぇですね。そらちゃはこれで完成なので、前にも似たようなことを書きましたが、次のためにそういったものは生かしていこうかと!
[kashmir] エロシーンにて毎回全裸になってしまうのがもうひとつ。着衣のままとか靴下だけ残すとかそういう方がいいと思いました。
[木緒] やはり開発期間でしょうか。発表から1年以内の制作が理想かと思いますので、今後コミックデイズからは作業を濃縮して早期に完成出来るようにしたいなあと思います。各々の経験値が上がってきた分、今後は少しラクになるかとは思いますし。
半端マニアソフト発足の経緯は?
[木緒] 渡辺さんが月姫に感動して、「俺たちもガイナックスになるぜ(原文ママ)!」と言い出したのがきっかけだったような気がします。何でガイナ?
実際作ってみると意外と面白かった為、それ以降は比較的どっぷりとゲーム制作に浸かっているような気がします。自分なんかその典型ですし。
ちなみに、『半端マニアソフト』というサークル名は、ゲーム制作の前に出していた批評同人誌(超赤字のまま休刊)『半端マニア』に『ソフト』を付けただけというかなりお手軽な仕様になっています。他の候補もあったような気がしましたが忘れました。
スタッフメンバーはそれぞれどのように知り合いましたか?
[渡辺] SHIM、木緒なちと僕は、最下級の貧乏学生の集まる大阪芸術大学の寮で、僕と竹本まさおとは大学の文芸サークルで知り合いました。
O−ShowはNスクのテクニックについてのページを開いていて、そこの掲示板に木緒が質問を書き込んでから、ずるずると仲間に引き入れました。
MiLKMANはネットで感想を書いてくれたことが切っ掛けで。なんかよくわからんうちに友達になっていた、と。んで、館内はMiLKMANの友人で、にゅるっ、と登場したと。館内は現役のマジでガチな引きこもりだと!
[木緒] フユガミの頃は自宅周辺の人ばっかりで作ってた印象が強いですね。対してそらちゃは、かなり幅広く色んな方に助けて頂いて完成した作品、という感じです。
ネコにテルミンのkashmirさんが絵を担当された経緯は?
[渡辺] 本田健さん
http://picnic.to/~hdk/の紹介と、同じく本田健さんの主催しているメーリングリストに共に参加している、という繋がりからお願いしました。
ゲーム製作歴は?
[木緒] フユガミの頃はド素人でしたが、そらちゃの頃はさすがに3年後という事もあり、色んな作品の制作経験を生かす事が出来ました。
初めて作ったゲームは?
[渡辺] 「男土下座地獄」というゲーム。半端マニアソフトのゲームの中で一番、おもしろいという人もいる作品です。大阪番長を前に土下座するかしないか悩み続ける男の葛藤を描いた、地獄の底でケツじゃないところから奇跡的に吐き出されたクソのようなバカゲーです。
商業誌に掲載されている絵を無断で使用していたので、そのままでの形での公開は不可能ですが、絵を一新してそのうちフリーで再公開します。クソのようなバカっぷりを堪能してください。
ゲーム製作を始めたきっかけ・理由は?
[渡辺] 月姫をやってNスクをさわったら何かできんじゃね? と単純明快に思ったので! バカですよ、僕らは!
似た作品にはしないぞ、という意味で月姫の影響をモロ受けですよ、僕らは。なるべく離れた位置に行こうと思ったら、なんか変な孤島にいたので、デカイ葉っぱにくるんだタロイモを蒸して食ってる感じですよ、醤油が欲しいなぁ、と思いながら塩味のタロイモをこれからも黙々を貪り食いますよ。んで孤島に流れ着いた人々と一緒にバベルの塔を建てるんですよ、タロイモで!
ゲーム製作時に心がけていることは?
[木緒] 同人ゲームの中では、決して安くない値段で販売しているのは確かなので、値段に見合ったクオリティとボリュームを心がけようということですね。これは今後も変わらないスタンスだと思います。
楽しい作業と苦手な作業は?
[木緒] これは全ての作業が両方に当てはまるのではないかと思います。ただ、あえて言うなら毎度の膨大な誤字探しは激務かもしれんです。そうは言っても、そらちゃでは激減しましたけどね。
次回作「コミックデイズ・H」はエロがメインで前二作とは異なる趣向のようですが、どのように企画されたのですか?
[渡辺] エロエロな作品を一度は作ってみたかったからです。自分のエロスキルの強化っちゅうか、どこまでエロを書けるのか、というのを試してみたかったし、そういうのを作るのは絶対に勉強になるなぁ、と! ストーリーに頼らない作品作りは、本当に難しかった。ヌキゲーサークルに弟子入りしたかったですよ、マジで。
がんばってエロエロにしたので、エロエロに期待して待って!
[木緒] 今回はDL販売をメインに考えているゲームなので、エロ特化がふさわしいのではないかなあと。あと、河南あすかさんのイラストの方向性なら、エロい内容が映えるんじゃないかとも考えました。
次々回作「テトラポット少女の自虐コレクション」の内容を差し支えの無い範囲で教えてください
[渡辺] これはまだ本当に未定中の未定で、タイトルもガンガン変更されていく超予定!
とにかく藍色で死体でバカな作品にしたいなぁ、と今のところ、考えています。あと、ヒロインごとにストーリーが別れていくオーソドックスな作品にしようかなぁ、とも。ならない可能性も高めですが。
夕焼けが消えたあとの濃い青色の空が好き、満月の夜の空の色が好き、とか平然と言っちゃうような、チンコついてんのか自分でも疑問に思っちゃう藍色好きのプリティー野郎なので、その色にこだわってみようかなぁ、とワシは思っとる。藍色は本当に好きなもんですから、それを書いておもしろくならねぇわけがねぇんですよ! やっ、やってやるぜ、デンジャラス!
[木緒] 現在、システムの構成案を煮詰めている段階ですが、今までのノベルとは違って、いわゆるアドベンチャー的要素が強くなるのではないかと思います。下品かつバカで元気でコミカルな『MYST』ってのが、何となくのイメージですね。あと、そらちゃよりは、フユガミのようにエンタメ色の強い物にしたいなあと。
影響を受けた作品は?
[渡辺] 上遠野浩平「ブギーポップシリーズ」。かわぐちかいじ「メデューサ」。コリン・ウィルソン「世界不思議百科」。吉野朔実「少年は荒野をめざす」。高河ゆん「ローラカイザー」。
好きな同人ゲーム(シェア)は?
[渡辺] ズバリ「月姫」。そしてガッデム「月姫」! あと……えっと……面識のあるサークルさんの名前を出すのは身内誉めみたいでイヤらしいのでファッキン省略!
[木緒] 自分も「月姫」ですね。あと、特に雰囲気や世界観、見せ方の部分で、グリーンティミルク。さんの作品は注目すべき点が多いです。
フリーゲームはプレイしますか? 好きな作品は?
[渡辺] 「戦国史」「ファーレントゥーガ」「戦姫」「雪道」「スターダンス」「高校野球シュミレーション」
数値がちまちま増えたり減ったり、戦争したりするゲームが好き! 特に「戦国史」は何十時間プレイしたことか……。
好きな商業ゲームは?
[渡辺] 「雫」「痕」が好き! ギンギンに欲情するし、ビョンビョンに泣く! 非エロゲーだと「三国志シリーズ」「カンパレードマーチ」「どきどきポヤッチオ」。最近のゲームだと「餓狼伝Breakblow」。
[kashmir] STGとかレースなど時間のかからないモノの方が好きです。未だにグラVで遮蔽板を削ったりしています。
[木緒] 最近は時間が無いのでDSのもっと脳トレばっかりやってます。こういう、時間に縛られない、短時間で済ませられるタイプのゲームにも将来的には挑戦してみたいです。
今後作ってみたいゲームのテーマやジャンルは?
[渡辺] 現代を舞台に日本刀や魔法で殺し合う話。だけどこれが書けない! だって銃器があるから! 「魔法や日本刀が銃器より有効な武器になるのか?」という疑問に対する自分なりの答えや理屈を見つけねぇと、書けねぇですね。これに対してはもう何年も悩み続けています。
[木緒] 渡辺さんの作る世界を舞台にしたRPGですね。世代的にSFC時代のスクウェアが好きなので、いわゆるドット絵RPGには強い憧れがあります。
ユーザーにメッセージを
[渡辺] プレイしていただいて本当にありがとうございます! 未プレイの人は是非! おもしろい作品だぜ? こいつをプレイしなきゃ損だぜ? という自信があります。とにかくプレイしてみろってば!
[kashmir] プレイしていただいて有り難うございました。コレに懲りずにごひいきにお願いします-
[木緒] 毎度バカな企画ばかりやってますが、作品は誠実に作ってます! というわけで、ショップの片隅で発見したら、よろしければ買ってあげてくださいませー。
(2006年1月21日)