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7番目の月
【HP】Studio F# 【ジャンル】ループADV 【プレイ時間】35分 【総プレイ時間】4時間 【容量】67.2MB 【ツール】吉里吉里2/KAG3 【備考1】バナーキャンペーン&Webスタンプラリー景品ゲーム 【備考2】2008.7.1再公開 【更新日】2007/10/20
禅野市の山上にある全寮制の明松学園は、自然に囲まれた大らかな校風の学園である。その高等部に通うユノ・ナガツキ(名前変更可)は、同じ寮のアンジェラやクラスメイトのイサたちと平穏な学園生活を送っていた。明後日は天体観測会。予報では台風が近付いているらしいのだが……。
『メルクリウスの青い砂』パラレル学園アドベンチャー。ただのほのぼの学園ものかと思いきや、どっこいミステリー風ループもの。不可思議な事件。消えていく人々。ユノを狙う黒い闇。ユノは9月25日〜27日の3日間を何度も繰り返します。ループものというと、どの作品でも割とループの継ぎ目がハッキリしているのですが、本作は継ぎ目の無いメビウスの輪のような仕掛けになっており、プレイヤーの自分でさえも知らず知らずのうちに同じ時を永遠に繰り返してしまいそうな薄ら寒い錯覚に陥りました。最初にイサを攻略して、次の周でイサが消えていた時はゾッとしてしまった。ループを繰り返し、やがて“7番目の月”が現れると真相シナリオへ。「青い砂キャラで学園パラレルもの」という前提が、そもそも罠だったわけですね。しっかり騙されました。
システム面は、あまり良くない。何度も繰り返しプレイするのに、チャイムなどの効果音でいちいちスキップが止まるのはストレスが溜まりました。ループものでは既読スキップは必須ですが、未読なのにスキップされてしまう部分も結構あって困った。選択肢の場所でセーブしても、ロードすると選択肢より前のシーンまで戻ってしまって不便です。シェアウェア中心のサークルさんですし、今後のためにもシステムにはもう少し気を配ってほしい。


Distorted-LH
【HP】ハスカイトーネ 【ジャンル】ノベル 【プレイ時間】20分 【容量】2.96MB 【ツール】吉里吉里2/KAG3 【更新日】2008/6/1
24歳の私と、31歳の彼。彼と付き合い始めてから、もうすぐ一年になる。彼は穏やかで優しくて、彼と過ごす時間は心地良いものだった。けれど、私たちの一周年の記念日が近付く頃、彼の様子がおかしくなり始め……。
交際一年目の彼氏が実は病んでいました、というヤンデレホラー。シナリオ前半で彼が不安になるような選択肢を選んでいくと、後半の病みシナリオへ突入します。スタンダードながらも、なかなかキモい病みっぷりで楽しめました。ヒロインを傷つけるような陵辱・猟奇行為はしてこないし、本気で拒絶すれば退いてくれるので、ヤンデレの中ではわりと良識的な部類です。基本的に、いい人ではあるのですよね、一応。クリア後のショートストーリーで、ヒロインに拒絶された後の彼の独白を読むと、少し可哀相になってしまった。変態ゆえの悲哀と言いましょうか。自分の何が悪いのか解らないまま、同じ過ちを繰り返し続ける愚かさが悲しいですね。END3は如何にもヤンデレらしい病みエンドでしたが、[その後、普通に順応してしまっているヒロイン]に噴いた。ある意味、これもハッピーエンドか。


もえもえきゅんきゅんおとめゲー
【HP】禁飼育 【ジャンル】携帯小説風萌えきゅん乙女ゲー目指したノベル☆ 【プレイ時間】50分 【容量】13.4MB 【ツール】NScripter 【更新日】2008/4/11
新学期。自習の時間に騒いでいた女子たちに注意をした上祥司てあみは、その翌日からイジメを受けることになる。傷ついているてあみに優しくしてくれたのは、新任教師の中村だった。てあみは中村のことを好きになるが……。
2008年エイプリルフールゲーム。『酷罪を受けるべき者』のパラレル。禁飼育さんの常日頃の作品を知っている人なら、本当に萌え萌えでキュンキュンな乙女ゲームだと思ってダウンロードする人は皆無でしょうね。もちろんタイトルは大嘘で、相変わらず主人公が酷い目に遭いまくるシナリオ。作者さんはドS。『さくっとパンダ』と似たような展開なのが気になりますが、後編ではもう少し違う展開になるのでしょうか。絶望の中に希望を感じさせるラストには、じんわりきました(問題は何も解決していないが)。クリア後、タイトル画面に表あとがきと裏あとがきが現れます。裏あとがきの内容は……え、ちょ、おーい(笑) 思わぬオチと危険なネタに笑った。


BUTLER×BATTLER×ALTERNATIVE
(配布終了) 【HP】GLYCO. 【ジャンル】ADV 【プレイ時間】15分 【容量】32.9MB 【ツール】NScripter 【備考】2008.4.1-5.限定配布 【更新日】2008/4/6
ある朝、和歌がいつも通り登校しようとすると、家に誰もいなかった。突然現れた執事の阿国が、今日はエイプリルフールなので嘘を吐くと言う。いつになく饒舌な阿国。今日は本当に四月一日なのだろうか。何かがおかしい。和歌は戸惑いながらも、皆が出題する嘘という名のクイズに答えていくことに……。
2008年エイプリルフール限定ゲーム。戦う執事ゲー『BUTLER×BATTLER』のパラレル。前座の阿国と和歌のアホな会話に笑った。しょっぱなからいきなり夢オチ宣言されたかと思えば、夢オチでは済まない恐ろしい何かが待っているような不安を煽られ、恐る恐るクイズに答えていくことに。クイズの正解数に応じてトゥルーエンドとバッドエンドに分岐します。バッドエンドには少しゾッとしました。そういえば、バナーの「まわるよ、まわる」というキャッチコピーはそのまんまでしたね。気付かなかった。アッと驚かせてくれる真相を期待していましたが、トゥルーエンドのオチは期待していたものとは違っていて残念。


わたしのせかい
(配布終了) 【HP】TRANSPARENCY 【ジャンル】ノベル 【プレイ時間】5分 【総プレイ時間】1時間 【ツール】吉里吉里2/KAG3 【容量】6.57MB 【更新日】2007/2/14 【備考】2007.2.14限定公開
高校生の日切あこ(ひぎり・あこ)が大好きな柏木先輩にチョコレートを渡すために奮闘するドキドキ☆バレンタインゲーム。……の皮をかぶった鬱ノベル。プレイを重ねる毎に選択肢が増えていきます。エンディングは10種類。先輩とラブラブになったり、実は先輩が宇宙人だったり、なぜか殺人事件へ発展したりと様々な結末を迎えた後、END9「真実知覚」へ。そして最後のシナリオ「世界解放」で全ての真相が明らかになります。たかがバレンタインゲームと高を括っていたら、思わぬしっぺ返しをくらいました。コテコテのバレンタインパッケージから崩壊、無へと変化していくタイトル画面も良い。なんともやりきれない、悲しい話ですね。真相を知った後で主人公の妄想世界を再度プレイしてみると、現実世界とリンクしている部分や暗示的な部分がいろいろあって面白い。やや残酷表現あり。


B・A・D
【HP】さめさめ団(2008.3.14閉鎖) 【ジャンル】ホラーノベル 【プレイ時間】30分 【容量】1.87MB 【ツール】NScripter 【更新日】2006/11/30
同じクラスで、ずっと好きだったあの人。あの人に彼女がいることを知り、ヤケになって夜遅くまで遊び歩いた私。その帰り道、私は道端で倒れている奇妙な男を見つける。男は悪魔と名乗り、「ひとつだけ、あんたの願いを叶えてやるよ」と言った。私の願いは……?
サイコホラー。最初に選択できる願いは二つあり、願いを選ぶとそれぞれのエンディングへ。両方のエンディングを見ると、選択肢がもう一つ増えてメインシナリオへ移行します。主人公の女の子が乱暴者で口が悪くて楽しめました。特に学校の裏山エピソードは笑った。好きな人相手だと途端に乙女になってしまう主人公ですが、最後には「望みどおり殺してやるからとっととくたばれよ、バーカ!」とブチキレてくれてスッキリ(笑) 宅配エンドもブラックで好きです。


白学ミス研漫遊譚〜京都夜幻抄〜
【HP】*AB complex 【ジャンル】ADV 【プレイ時間】30〜40分 【容量】6.5MB 【ツール】吉里吉里2/KAG3 【備考】製作サイトに攻略あり 【更新日】2006/3/3
私立白銀学園ミステリー研究部の佐倉由依(名前変更可)は、修学旅行先の京都で幽霊を見たという噂を聞く。その幽霊は白銀の制服を着ており、三年前の修学旅行中に行方不明になった雑賀先輩ではないかと推測された。好奇心旺盛な自称部長の野々宮しのぶの提案で、由依たちミス研メンバーは幽霊の謎を調べることに……。
あっさりした京都ミステリ風(あくまで「風」)短編。シナリオは概ね一本道で、各キャラの好感度によってそれぞれの友情エンドへ分岐します。攻略対象はミス研の女の子二人、男の子一人、先生&友人の計五人。シナリオ要素はミステリっぽいもの、オカルトっぽいもの、歴史っぽいもの、青春っぽいものを少しずつ混ぜ合わせた感じでしょうか。ライトな少女漫画的雰囲気で、絵柄も作風もアッサリしています。


少年アンゴルモア
【HP】Mole Waltz 【ジャンル】ADV 【プレイ時間】35分 【容量】4.79MB 【ツール】NScripter 【更新日】2008/6/20
1999年、東京。ノストラダムスの予言の通り、アンゴルモアの大王が蘇った。アンゴルモアは強大な力で人類を滅ぼそうとするが、自衛隊の兵器に負けて一時撤退する。一方、彼氏に振られて不登校中の光は、買い物帰りに傷だらけの幼い少年を拾った。少年はアンゴルモアと名乗り、力を蓄えるまで光の家に住まわせてほしいと言うが……。
ショタ萌え同居ゲー(としか言えん)。俺様なショタっ子が女子高生の水玉パンツを穿かされたり、女子高生に×××されて泣いちゃったりして、アラ大変。私にはショタ属性は無いので、ショタっ子のモアに対しては特に何とも思いませんでしたが、その筋の人には萌え直撃なのかも。後から追加されたラブラブ後日談は、個人的には不要でした。女子高生が無知なショタっ子を洗脳・調教しつつ終わる最初のオチのほうが面白かった。製作サイトには「一般向け」と書かれていますが、果たして一般の男性ユーザーがこれをプレイして楽しいだろうか。


天使転落
【HP】NOCOLOR(2007.6.1閉鎖) 【対象】13禁 【ジャンル】脱力系恋愛ADV 【プレイ時間】1時間30分 【総プレイ時間】7時間 【容量】20.2MB 【ツール】吉里吉里2/KAG3 【更新日】2007/3/8 【参考】攻略チャート
高校二年生の仙道真季は、彼氏のいない天然少女。彼氏どころか、他人全般に関心が無い。そんな真季を見かねた親友の由実果が、社交性に長けた同級生の窪内くんを紹介してくれた。真季は窪内くんの助言を受け、さしあたって女の子の友達を作るべく、放課後に校内を徘徊することに……。
校内徘徊で出会うヒロインは三人。親しくなったヒロインによって各ルートへ分岐します。といっても、どのルートでもシナリオのメインは真季と窪内の恋愛で、ヒロインたちはいわゆる恋敵キャラ。どのヒロインも単なる当て馬的な役割しか与えられていないのが残念でした。製作サイトには「乙女ゲーではありません。ギャルゲーです」と書かれていますが、少なくともギャルゲーではない。
主人公の真季のボケっぷりが半端ではなくて笑った。真季と接するうちに本気になった窪内が、真季を真剣に口説き始めるのですが、どんなにストレートに口説かれても気付かない真季のニブさは凄まじい。窪内が一生懸命アプローチする度に真季がボケボケな反応をかましてくれて、そんな二人に笑いつつも、思わず窪内に同情してしまいます。頑張れ、くぼっち。負けるな、くぼっち。天然にめげるな! ……と、いつの間にやら窪内を応援する方向に。飄々としながらも一途なくぼっちには、なかなか乙女心のツボを突かれました。


三輪谷恭子ストーリー
(配布終了) 【HP】KUMYS 【ジャンル】サスペンスノベル 【プレイ時間】5分 【総プレイ時間】30分〜1時間 【ツール】吉里吉里2/KAG3 【備考】2005年クリスマス企画限定配布 【更新日】2005/12/31 【参考】攻略チャート
クリスマスイブに補習で残されていた三輪谷と蛍とナツメ。ナツメは迎えに来た結城先輩と仲良く帰って行き、蛍は家で待っている五代を(別の意味で)心配して猛ダッシュで帰って行った。彼氏のいない三輪谷は独り寂しく帰路につくが、通りがかった神社で捨て猫を見つけて……。
RE.』クリスマスゲーム。蛍の友人のみわっちこと三輪谷恭子が主人公です。何事もないイブの一日かと思いきや、やはり『RE.』、そんなものでは終わりません。三輪谷の周辺で起こる不穏な事件の数々。新しいシナリオをクリアする毎に選択肢が増えてゆき、プレイを繰り返しながら少しずつ真相へ近付いていきます。『タイムアタッカー』でも思いましたが、KUMYSさんはこういうループ系のシナリオが上手いですね。
今度はお前かい!というのが、犯人が判明した時の感想。蛍の周囲の男は犯罪者ばっかりです。全員まとめて少年院へ送るべきです。江藤は『RE.』では一人だけまともで、つまらん奴だと思っていたのですが(まあ五代の計画に加わっていた時点でまともではないのですが)、こやつ、実は五代より危ないではないですか。説教するだけで済ませて良いのですか? そして別に三輪谷と江藤がくっつくわけでもないのですね。まあ普通、爆弾魔に対して恋心は発生しないよなあ。