学校では苛められ、家では母親の恋人に虐待されている小学五年生の北川可奈。公園で自殺を考えていた可奈は、同じように自殺するために公園を訪れた専門学校生の高橋明彦と出会う。彼は、可奈と“同類”だった。家に帰りたくない可奈は、明彦のアパートに身を寄せるが……。
どす黒い風刺ノベル。11歳の少女と19歳の青年、二人の社会不適応者が寄り添い慰め合う友情物語……かと思いきや、後半のえげつなさに唖然。[気弱だけれど心根の優しい人間]であるかのように見えていた[明彦]が[汚らしい本性]を出した場面は寒気がしました。[彼]の卑屈で姑息な、目を背けたくなるような醜悪さは、妙にリアリティがあって嫌になります。社会は弱者を虐げ、弱者は、より弱い者を虐げる。生まれ持った歪みゆえに社会から疎外される“奇形児”の悲哀と共に、人間そのものの歪みを浮き彫りにした作品でした。スタッフロール後の「To
be continued」に驚いた。あのラストから、一体どうやって続くのやら。
一時間近くかかるノベルでセーブ三個は少ない。一言二言の短い台詞の度にいちいちウェイトが掛かってメッセージウィンドウが出たり消えたりするので、目がチカチカして辛かった。一枠ごとの台詞が細切れにされまくっているせいで、余計にダメージ大。あまりにもチカチカ鬱陶しいので、ある程度スキップしてからバックログでまとめて読むしかないか……と対策を考えるものの、なんと吉里吉里なのにバックログ無し。何とか我慢して最後まで読みましたが、かなり目が疲れたし、ストレスが溜まりました。 |