御六島(みろくじま)。二週間前、日本列島の南東で発見された未知の島。民間の調査団のスポンサー会社の企画により、民啓学園の生徒たちも調査団に加わることになった。市之倉隆は引率の教師に強引に参加させられ、夏休みの貴重な九日間を潰す羽目に。しかし、ただの自然豊かな無人島であるはずのそこには、異常な事態が待ち受けていた。軍による拘束。仮面の女の殺戮。そして今、隆の頭上に世界最大級の核爆弾が落ちてきている。さようなら。人生終わった。
体験版ver1.00は序章まで。いきなり目の前に水爆が落とされる場面から始まり、余命あと数秒と思われる主人公がそれまでの経緯を回想していく構成になっています。仮面の女のデザインがシュールすぎて、一目見てやられました。あまりにも異様で不気味で、姿を見ているだけで、ぞわぞわと恐怖が這い上がってきます。彼女の惨殺っぷりがこれまたえげつなくて、血まみれロケットヘッド(生首×100)のシュールな光景が何とも言えず。主人公が迫る死の恐怖から逃げながら「他人を助けたい? いいえまったく」「さよならすべてのきれいごと」と心の中で独演するくだりは秀逸でした。幼少時に『心臓と手のひらの契約』を経て主人公が劇的に変わるのかと思いきや、ご大層な決意をしてもなお、変わることができない。そんな主人公の惨めな心の弱さが、そのへんにいる普通の男の子らしくて良かった。演出も独特で面白い。大抵の作品ではアイキャッチは鬱陶しい場合が多いのですが、本作のアイキャッチは変わっていて楽しかった。ヒュンと飛んできてサッと消えるので、目に飽きないし邪魔にならなくて良いですね。シナリオ、絵、音楽、スクリプト、全てお一人で製作されているのは凄い。 |