大学を卒業してドリンクメーカーに入社した野村真一は、他の新入社員たちと共に山奥の研修センターへ向かう。やがて彼ら五人の目の前に現れたのは、研修センターではなく古びた洋館だった。どう見ても企業関連施設には見えない洋館に戸惑っているところへ、腐蝕した犬の化け物が襲ってきて……。
洋館探索ホラー。館内を探索することで、徐々に館と会社の秘密が明らかになっていきます。腐蝕した化け物、ザクロに関する書類、新商品の開発、館の管理人の行方、人事部と研究開発部の繋がり……そして、真一たちを狙う「誰か」。いつ何が現れるか、誰が殺されるか分からない状況で、物音がしたり足音が近付いてきたりする場面は怖くて冷や冷やしました。恐怖系の画像素材が頻繁に使われているため、視覚的にもなかなか怖い。ただ、ゲーム後半になっていきなりギャルゲーっぽいキャラ絵が現れたのにはぶっ飛びました。今までそんなものは全く出ていなかったのに、なぜ急に。唐突に現れてまたすぐに消えましたが、あれは一体何だったのでしょうか。シナリオの途中で犯人は誰かという疑問も持ち上がりますが、特にヒネリも無くそのまんまですので、そちら方面のミステリ要素は期待しないほうが良いでしょう。テンポの良いストーリー展開と演出で、館に入ってからはずっと緊迫感があり、楽しめました。「ベスト」ではないトゥルーエンドも、後味が悪くて良し。現在製作中の『DANGER
ZONE 2』は このトゥルーエンドの続きにあたるようで、○○の活躍が楽しみです。ところで、便器から出てきて真一を殺した手は結局、何だったのでしょうね。人間をひとり殺すくらいですから作り物の手ではないでしょうし、被験体が便器に入っていたわけでもないでしょうし、実はこの館には幽霊もいましたという話ではないでしょうし。謎です。 |