- ADV・ノベル:和風・怪奇・時代(2) -  │HOME一般向レビューTOP


4号館の事件
【HP】INFINITY 【ジャンル】ADV 【プレイ時間】20分 【容量】18MB 【ツール】吉里吉里2/KAG3 【備考】同梱ファイルに攻略あり 【更新日】2005/4/8
ある資産家が5人の愛人のために造った5棟の洋館。そのうちのひとつである4号館は、愛人の四奈子によって下宿屋として営まれていた。店子は新聞記者の房枝、自称絵描きの富士、元時計職人の近藤の3人。ある冬の晩、残業で遅くに帰ってきた房枝は、浴室で近藤の死体を発見する。気絶した房枝が目を覚ますと、死体は消えており、近藤は生きていた。彼女が見たものは何だったのだろうか……?
大正ミステリー。房枝を操作して、隣人の富士と共に消えた死体について調べましょう。エンディングは7種類あり、選択肢を間違えると即バッドエンドへ。前半はろくに推理している実感も無いまま、いきなり中途半端なバッドエンドへ行き着いたりするので、そこでプレイを止めてしまう人もいるかも。バックログや用語解説の文字が小さすぎて読みにくい、セーブ画面などから右クリックで戻れない、スタッフロールをスキップできないなど、システム面もやや難あり。ミステリーとしては呆気ないというか少々肩透かしなので、あまりシナリオに期待しないほうが良いかも。大正浪漫っぽい絵や雰囲気などを楽しめば良いでしょう。


狛犬 第1話〜鬼vs娘〜
【HP】秋里の小部屋 【ジャンル】ADV 【プレイ時間】10分 【容量】1.42MB 【ツール】RPGツクール2000 【更新日】2005/3/21
雪の降る夜、寂れた神社に佇む二つの人影。獅子若(ししわか)と犬君(いぬき)は、この神社を守る狛犬である。節分の今日、二人の関心はとある鬼と娘の勝負の行方に向けられていた。一昨年、人間の娘に豆をまかれてボコボコにされた鬼は、今年もしつこくリベンジにやって来る。その本当の理由は……? 『狛犬』第一話。短いながらも、温かく可愛らしいお話です。


狛犬 第2話〜お内裏様を頂戴しに参ります〜
【HP】秋里の小部屋 【ジャンル】ADV 【プレイ時間】20分 【容量】1.25MB 【ツール】RPGツクール2000 【更新日】2005/4/19
「雛祭りが終わったら、お内裏様を頂戴しに参ります」 雛壇に届けられた怪しい手紙。警戒する雛人形たちの前に、一人の娘人形が現れる。彼女は果たしてお内裏様の浮気相手なのか……?
『狛犬』第二話。スケベな左大臣やコワイ官女など、雛人形たちが全員いいキャラしていて笑えます。五人囃子の男の子たちも可愛い。獅子若は惚れっぽいというより、単に可愛いもの好き?


バレエの研究
【HP】輝石の森 【ジャンル】大正ロマンミステリ風サウンドノベル(選択肢なし) 【プレイ時間】15分 【容量】3.69MB 【ツール】吉里吉里2/KAG3 【更新日】2003/12/6
「清廉潔白探偵事務所」所長の玲と執事の巽は、骨董品屋「傀儡堂」を訪れる。店主の黒田誠志郎が面白いものを見せてくれると言うので、やって来たのだった。誠志郎が奥から持ってきたものは、舞台のミニチュア。螺子を回すと、舞台の上で三人の小さなバレリーナが踊り始める。その精巧さは比類なく、まるで生きた人間のようで……。
清廉潔白探偵事務所シリーズ第一弾。独特の文体とグラフィックで雰囲気があります。ただ、所々に入る作者さんのツッコミは余計な気が。


人魚の正しい飼い方
【HP】輝石の森 【ジャンル】大正ロマンミステリ風ノベル(選択肢なし) 【プレイ時間】15分 【容量】4.4MB 【ツール】吉里吉里2/KAG3 【更新日】2005/6/10
警視庁猟奇課警部の神田川一生は、鬱病の静養のために海岸近くの町に逗留していた。散歩中、神田川は奇妙な男を見かける。男は大きな匣(はこ)を鉄製の台車に乗せ、匣に語りかけながら幸せそうに海岸を歩いていた。匣の中身を尋ねると、男はにっこり笑って答える。「アァ、これは人魚が入っているのです」
清廉潔白探偵事務所シリーズ第二弾。玲と巽も登場します。オチはありがちといえばありがちですが、退廃的で良い。


死生
(2006.6.16 配布停止) 【HP】ワードワード 【ジャンル】昭和初期サウンドノベル 【プレイ時間】5〜6時間 【容量】1.3MB 【ツール】NScripter 【備考】製作サイトに攻略あり 【更新日】2004/12/11
大学の夏期休暇に故郷の漁村へ帰ってきた前橋一郎は、かつて流刑地だった「監獄島」に怪しい富豪の土岐一家が住み着いたことを知る。土岐家に奉公にあがった村人たちは誰一人戻ってこず、行方不明者も頻発しているらしい。村長の息子である一郎は、不正を探るために監獄島へ赴くが……。
タイトルの通り、生と死がテーマ。村長の息子「前橋一郎編」、土岐家の執事「後藤明夫編」、さらわれた村人「添村伊助編」、狂気の研究者「豊島昇平編」など、計7本のシナリオがあります。前半は監獄島が舞台で、後半は異国での戦争へ。シルエット画像は一部使い回しもありますが、わりとパターン数もあって楽しめました。特に“せむし”の執事のシルエットが不気味で良い。一部、残酷な描写も有り。


怪談
【HP】ワードワード 【ジャンル】サウンドノベル(選択肢なし) 【プレイ時間】30分 【容量】1.6MB 【ツール】吉里吉里 【更新日】2004/6/17
成人の儀式で山へ入り、獣に襲われた藤太は、美しい女妖『山姫』に助けられる。山姫の尋常ならざる美しさは藤太を戦慄させ、官能の波へ落とした。「汝成人し、必ず我の元に戻るべし」 そう言い残し、山姫は藤太を村へ帰すが……。
「室町怪談/神隠し」「江戸怪談/美味」「昭和怪談/女妖の家」の3篇で構成された官能怪奇短編集。特に昭和怪談は、結構しっかり性描写があります。


ヒトガタ 
【HP】ワードワード 【ジャンル】大正サウンドノベル 【プレイ時間】30分〜1時間 【容量】441KB 【ツール】NScripter 【更新日】2003/7/25
カヨは実直な青年士官を夫にもつ貞淑な妻。戦地から帰還した夫・松代は、頭に被弾して痴呆状態になっていた。赤ん坊のようになってしまった夫の世話をしながら苦しむカヨのもとへ、かつて夫の上官だった連城大佐が訪れる。連城は松代を病院へ入院させるよう勧め、カヨに求愛するが……。
背景画像すらも無くテキストだけのサウンドノベル。本編をクリアした後のおまけシナリオは、ワードワードさんお馴染みの男色コメディ。戦場で被弾して頭のおかしくなった松代が、連城に迫ります。


双子の研究
(配布停止) 【HP】ワードワード 【ジャンル】ノベル(選択肢なし) 【プレイ時間】30分 【容量】885KB 【更新日】2003/8/18
目を覚ますと、そこは精神病院の一室だった。記憶が一切なく、自分が誰かも思い出せない主人公に、医者は何も教えてくれない。翌日面会に来た両親は、倉田財閥の当主だった。主人公には兄弟が一人いたが、もう死んでいるという。努力家で愛情に飢えた兄と、天才で淡白な弟。果たして主人公は、どちらなのか……?
オチはわりと最初のほうで予想できてしまうのですが、主人公が次第に真実を思い出していく過程は楽しめました。


犬神
(配布停止) 【HP】ワードワード 【ジャンル】ノベル(選択肢なし) 【プレイ時間】4時間 【容量】1.26MB 【ツール】NScripter 【更新日】2003/9/3
犬神憑きの家系に生まれた聡志は、閉鎖的な村で差別偏見を受けながら育ち、逃げるように上京した。くだらない因習の無い都会で、聡志はバーで働く雪江と出会い、結婚する。やがて生まれた子供には、犬の尻尾が生えていた……?
犬神を題材とした全五編の物語集。一つのシナリオを読み終えた後に再び最初からプレイすると、また別のシナリオが始まります。聡志の息子への愛憎が悲しくて泣ける。コメディ編のような可愛い駄犬なら、ちょっと欲しいかも? 怖いお母様もイカス。


ヒトガタ奇談
(配布停止) 【HP】ワードワード 【ジャンル】大正サウンドノベル(選択肢なし) 【プレイ時間】20分 【総プレイ時間】2〜3時間 【容量】1.8MB 【ツール】吉里吉里 【更新日】2004/10/12
両親が亡くなり、故郷へ戻ってきた栄太郎は、土蔵で遺品の整理をしている最中に人体標本の人形を見つける。その人形は、本物の人間と見紛うほどの精巧な作りだった。人形の無機的な美しさに官能を覚えた栄太郎は、毎夜人形を抱き、愛でるが……。
全七編収録の怪奇浪漫短編集。一つのシナリオを読み終えた後に再び最初からプレイすると、また別のシナリオが始まります。やや性描写あり。