遺書法。故人の残した遺書に書かれている願いが国を挙げて実行されるという法律。ただし、完全な悪意による殺人で死んだ者の遺書でなければ、法律は適用されない。春のある日、探偵の一亜咲一(いちあ・さいち)は公園のゴミ箱で奇妙な遺書を拾う。咲一は助手の贄雨音(にえ・れいん)と共に、遺書を書いた山田太郎氏の屋敷へ向かうが……。
トンデモ法律「遺書法」を巡るミステリー短編。咲一と雨音のとぼけた会話が楽しい。ざっくり描かれたラフな絵が良い味を出しています。ただ、ヒロインの雨音の外見がシナリオと絵で食い違っているのがすごく気になる。シナリオでは「ウェーブのかかった茶色く長い髪。少し垂れ目で泣きボクロがあるのがチャームポイント」と書かれているのに、絵ではなぜかストレートボブ。泣きボクロはきちんと絵に描かれているのに、なぜ髪型はガン無視なのか。故意にせよ何にせよ、シナリオと絵の描写は統一してほしい。 |