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犬神使いと少年 体験版
【HP】人形城奇譚 【ジャンル】妖怪ノベル 【プレイ時間】30分 【容量】64MB 【ツール】吉里吉里2/KAG3 【更新日】2009/5/16(2008/12/19)
始業式の最中、杉山覚は校庭の櫻の樹の下で転入生の白沢道草と出会う。白沢は、櫻の樹で首を吊った女の子が見えると言った。奇異な言動でクラスに馴染めない白沢を放っておけず、世話を焼いてしまう杉山。ある日の放課後、杉山と白沢は教室で女子たちがコックリさんをしているところに居合わせる。「あなた──イヌガミスジの恨みを買ったわ」

体験版は新学期から五月中旬まで。どこかで見たことのある絵だなあと思ったら、グロビュールの絵師さんでした。水彩画の背景や学生たちの方言など、味があって良い。女子たちの対立など陰湿な面も色濃く有りますが、そんな中で気配り屋さんの杉山には癒されます。杉山と白沢の出会いの場面は、艶があって綺麗でした。まだ序の段階で終わっているので、これからどういう方向へ展開していくのかは判りませんが、この独特の空気には惹かれます。


はちゅねピグ(仮) 体験版
(配布終了) 【HP】礼門屋 【ジャンル】ADV 【プレイ時間】7分 【容量】16.6MB 【ツール】LiveMaker 【備考】2009/4/1限定配布 【更新日】2009/5/9
今話題の●ーカロイドを注文した25歳ニートの志亭範太のもとに、なぜかツインテールロリっ娘の「はちゅねピグ」が届く。小生意気なピグに言いくるめられ、仕方なくピグを調教することに……。

2009年エイプリルフール限定ゲーム。服の色が変わりまくる配達員やら、通りすがりのモザイク犬やら、いつの間にか死んでいるトンヌラやら、わりとあちこちで笑ってしまいました。最初に入力したプレイヤーの名前はどこへ行ったんだよ!と思っていたら、最後のキャラ紹介に思いっきり怪しく出てきて噴いた。ミクもどきのロリ娘を素っ裸に剥くのは、ちょっとヤバくないですかね。ちなみに、この「はちゅねピグ」のゲームは本当にあった企画だけれど諸事情で製作中止になったそうで。少し残念です。


漆宮章吾は二度死ぬ 超体験版
(配布終了) 【HP】TRANSPARENCY 【ジャンル】ADV 【プレイ時間】10分 【容量9.82MB 【ツール】吉里吉里2/KAG3 【備考】2009/4/1限定配布 【更新日】2009/4/21
若き天才探偵でありながら、最高に体が弱く死にやすい体質の漆宮章吾。頻繁に依頼を受けることができないため、名声も無いに等しい。そんな漆宮の事務所へ、親交のある寒川刑事が訪れる。寒川から譲り受けたのは、財界で有名な三田バツの主催するクリスマスイヴ前夜祭の招待状。気の進まない漆宮だったが、押しかけ弟子の桐原カムイコムイの駄々に押し切られ、仕方なくパーティーへ参加することに……。

2009年エイプリルフール限定ゲーム。パーティー会場のホテルへ到着したあたりで体験版終了。事件すら始まっていない段階で終わってしまうのが残念ですが、短いシナリオながらも、絵はなかなか豊富でした。どうでもいい選択肢で、しょうもないバッドエンドへ直行してしまうのが笑える。2007年エイプリルフールに漆宮の企画を公開されて以降、本当に製作したりしなかったりされているようですが、果たして完成される日は来るのでしょうか。タイトル画面のバックにいる事件の関係者っぽい人たちが気になる。


夏繰れの明暗 体験版
(配布終了) 【HP】空色天体博物館 【ジャンル】都市伝説系ノベル 【プレイ時間】10分 【容量14.3MB 【ツール】LiveMaker 【備考】2009/4/1-5限定再配布 【更新日】2009/4/5
大学院生の竹沢桂秋は、都市伝説などの『噂』の蒐集家。都市伝説系のWEBサイト『ミタことないはズの手帳』の管理人もやっており、各地からの噂を集めている。ある日、高校生の妹・文月がサイトの常連のさくらさんとの約束を勝手に取り付けてきた。とある地方の山の中で行われる「ククリメサマ」と呼ばれる神のお祭り。その古の祭りに兄妹が招かれた時から、事件は既に始まっていたのだ──。

2009年エイプリルフール限定ゲーム。『春裂きの悲鳴』に登場した竹沢兄妹が主人公の怪奇ミステリー現代版……のはずだったのですが……騙された(笑) 同サイトのもうひとつのエイプリルフールゲーム『死に至る恋(やまい)体験版』がしっかりした作品だったので、ついうっかりこちらも期待してしまいました。まあ、竹沢兄妹の現代版デザインを拝むことが出来ただけでも良しとするべきでしょうか。オマケとして、『春裂き〜』の竹沢兄妹の日常的小話『月下帰路』が収録されています。娼館でお楽しみ中だった桂秋のところへ、文月が踏み込んできて……というショートストーリー。兄妹の仲の良さに、ほのぼのしました。


Indigo 最終体験版 [ WEB体験版3 ]
【HP】半端マニアソフト 【ジャンル】ノベル 【プレイ時間】追加分:4時間45分(能P:20分、末P:20分、草P追加:10分、海P:20分、海1:1時間、海2:55分、桜1:50分、小1:50分) 【ツール】吉里吉里2/KAG3 【容量】197MB 【更新日】2009/1/25 【参考1】体験版ver.1.0 【参考2】体験版ver.2.0
海保一樹は六歳の時に殺人鬼に出会い、ただ一人生き残る。その後、引っ越し先で何事もなく暮らしていたが、高校進学を機に、殺人鬼と出会った街へ再び帰ってきた。藍色の少年は言う。「海保くんは自分が無事に夏を迎えられるなんて、思ってないでしょう?」

最終体験版では「能美のののプロローグ」「末川針子プロローグ」「草田勝太プロローグ(後半)」「海保一樹プロローグ」「海保一樹 1日目」「海保一樹 2日目」「桜野真菜 1日目」「小野瀬霧 1日目」「キャラクター紹介(立ち絵補完版)」が追加されています。海保くんは巻き込まれ型主人公っぽい無害そうな顔をして、その実、かなり危うい存在のようですね。indigoスーパースターに桜野、indigoスーパーヒールに小野瀬。二人のindigoに二人のヒロインがそれぞれ付いて、対立の構図になるわけか。なんで小野瀬さんは殺人モードになると「のだー!」口調になるのだー! 怖いのだー! 針子ちゃんは西居さん(豚)にラブラブ光線出しまくりなのに、愛情表現が歪んでいるせいで、全く伝わっていないのが悲しいな(笑) 西居さん(豚)は針子ちゃんが惚れるのも納得のダンディズム。フユガミの小太郎といい、半端作品のデブ男は何故にこうも格好良いのやら。そして、出たよ出ましたよ、“屠傍衆”が……! 『冬は幻の鏡』でも屠傍衆という組織はまだまだ底が知れなくて、もっと屠傍衆の話を読みたいと思っていたのです。まさかこの作品で再びお目見えになろうとは。何気に道明の名前も出てきて、ニマニマしてしまった。フユガミファンに嬉しい作品になりそうですね(フユガミを未プレイの人は、是非やるべき)。異常者だらけの登場人物の中で、比較的普通の女子高生の部類に入る(たぶん)のののたんには和みましたが、とんぼちゃんに接触されているあたり、のののたんも普通の人間ではないのか? 殺人鬼、幽鬼、屠傍衆、その他謎の方々。いろいろな意味で危ない人たちが続々と海保くんの住む街へ集結しており、一体どーなるのコレ?とワクワクが止まりません。


渡り鳥の門は遠く 体験版
【HP】Studio F# 【ジャンル】ノベル 【プレイ時間】3時間 【容量】212MB 【ツール】吉里吉里2/KAG3 【更新日】2009/1/15
名家や資産家の子弟が集う国立の男子寄宿舎学校、ペトルシキム・ギムナジア。エウロの地方領主カスタニエ公爵家の跡取り息子である13歳のロディス・カスタニエ、トッカル大統領家の跡取り息子である14歳のユリウス=ノーマ・バートもまた、この学校で学ぶ生徒だった。夏期休暇中に一足早く寄宿舎へ戻ってきたロディスとユリウスは、敷地の外れにある大鐘楼に出る幽霊の噂話を聞く。好奇心旺盛なユリウスに強引に誘われ、ロディスはユリウスと共に夜中の大鐘楼へ忍び込むことに……。

寄宿舎学校を舞台としたジュブナイル・ノベル。『メルクリウスの青い砂』の17年前、ニムロデ(ロディス)とノディ(ユリウス)の少年時代の物語です。独立したストーリーですので、青い砂を知らなくても特に支障はありません。青い砂では喰えない大人だったあの二人にも、こんな可愛らしい時期があったのだなあと、ほのぼのしました。特にロディスは、成長してずいぶんヒネちゃったのね……(笑) お子様たちが皆可愛らしく、彼らの思春期全開な学園生活を眺めるのは楽しい(正直、セーラー襟+リボンタイ+寄宿舎学校という舞台設定だけで、ごはん六杯はイケる)。しかしながら、ロディスの学校での異邦人としての立ち位置、故郷エウロの抱える問題、下層階級のジルとの埋められない溝など、ストーリーはなかなか重く、さらに周辺では不穏な事件の影が見え隠れしており、気を抜けません。ユリウス惨殺ENDは結構ショックでした。ちょっとした行動のミスでそんな事態になり得る危険が彼らのすぐ近くに潜んでいることを、改めて認識させられた次第。ごめんよユリウス、怖い目に遭わせて! もう死なせないから!
本作には「ストーリーマップ」というメニューがあり、シナリオを進める毎にマップ上で各シーンが時系列順に並べられていきます。中心にメインストーリーが据えられており、その周辺に配置されているのが同時間軸の他視点のストーリー。体験版では読める他視点はまだ少ないですが、二周目以降にはいろいろな視点がオープンになるようで楽しみです。もちろん、シーン回想も出来る優れもの。ただ、縦に長〜〜いストーリーマップを、ひたすら上下のボタン連打で1コマずつチマチマ移動するしかないのは厳しかった。端から端まで一気にスクロールできる機能も欲しいですね。
システム周りでは、実は青い砂の頃からずっと気になっていたのですが、セーブなどのシステム画面から右クリックで戻れないのは不便。また、(青い砂のハロウィンゲームでも書きましたが)メッセージウインドウを消去できないのも難点。青い砂はアドベンチャーRPGだったので、システムの多少気になる点もまあいいかと思って流していた部分があるのですが、本格的にノベルでシェアでとなると、もう少し改善が必要に思えます。


Indigo 体験版 ver.2.0 [ WEB体験版2 ]
【HP】半端マニアソフト 【ジャンル】ノベル 【プレイ時間】追加分:45分 【ツール】吉里吉里2/KAG3 【容量】80MB 【更新日】2008/2/29
一年半前の事故で片腕と片足を失った女子高生の小野瀬霧は、河川敷の運動場で狂ったように激しい運動を繰り返す小学生の男の子を観察していた。霧が彼に付けたあだ名は、マッドボーイの略で「マボー」。霧はマボーと軽く阿鼻叫喚な修羅場の末に仲良くなるが……。

2nd体験版では前回の「桜野真菜プロローグ」に加えて「小野瀬霧プロローグ」「草田勝太プロローグ(前半)」「キャラクター紹介」が収録されています。一人目のヒロインの桜野も相当ぶっ飛んでいましたが、二人目のヒロインの霧も、いろいろと凄そうな娘さんですね。どうやら復讐のために(?)殺人や拷問をしまくっている猟奇女子高生らしいのですが、身障者である自分や周囲の反応に傷つく普通の女の子でもあり……。なにやら過去に性的暴行を受けたこともある(?)ようで、心の傷は深そうですが、マボーの真摯さによって少しは救われていくのでしょうか。マボーは驚くくらいに真っすぐで気持ちの良い男の子ですね。小学生のくせに、この包容力は何だ。霧とマボーのやり取りは、とても可愛くて微笑ましいです。年の差カップル、可愛すぎる。霧がマボーに「お姉さま」と呼ばせるくだりがツボに入りました。何のプレイだよ(笑) 全く動じずにすんなり受け入れてしまうマボーは大物です。マボーのようなやんちゃな男の子が「お姉さま」などと麗しく似合わない言葉を口にするギャップがたまりません。これは新しい! 萌えの新境地!
「キャラクター紹介」ではストーリーの概要から文中リンクでキャラ紹介を見れる形になっていますが、これがまた凄い。通常のキャラ紹介だけでなく「殺人自己紹介」などというものがあるあたり、普通ではない。「殺人をどう思いますか?」という質問に各キャラがそれぞれの答えを返しているのですが、どいつもこいつも思想は違えどナチュラルにデンジャラス。無害そうに見える主人公も何気に物騒なことを言っていたりして、キャラクター紹介だけでもたっぷり楽しめました。次回はぜひ、キャラ絵を補完したキャラクター紹介・完全版を! いろいろな意味で凄まじい作品になりそうで、期待せずにはいられません。


Indigo 体験版 ver.1.0 [ WEB体験版1 ]
【HP】半端マニアソフト 【ジャンル】ノベル 【プレイ時間】15〜20分 【容量】42MB 【ツール】吉里吉里2/KAG3 【更新日】2007/9/12
桜野は殺人鬼志望の16歳の女の子。日に日に高まる殺人欲を満たすべく、死んでもいい人間の代表であるレイプ犯を誘き寄せて殺すため、毎日人気の無い高台へ通っていた。ある日、待望のレイプ犯に遭遇して喜んだのも束の間、突如現れた黒衣の殺人鬼がレイプ犯を殺してしまう。獲物を横取りされて悔しがる桜野の前に、今度は「インディゴ」と名乗る謎の男が現れた。男は桜野の獲物を横取りした殺人鬼を殺す協力をしてくれると言うが……。

半端マニアソフトさん初の全年齢作品。今どきの女子高生なヒロインが、爽やかな殺人鬼を目指します。しょっぱなから全年齢とは思えないぶっ飛んだ内容で笑った。いきなり何だ、この濃ゆさは。ほんの15〜20分程度の収録にもかかわらず、一気に惹きつけられてしまいました。今回の体験版(プロローグ)はヒロインの桜野視点ですが、本編は男主人公視点になるとの事。体験版をプレイした感じでは、海保君が本編の主人公にあたるのでしょうか? 桜野の女子高生的かつ殺人鬼的な突き抜けた思考回路がかなり面白かったので、本編でもちょこちょこ桜野視点があれば嬉しいかも。今作は原点回帰を目指すとのことで、往年の半端ファンにも嬉しい作品になりそうです。インターフェースがシンプルでクール。


ゴスデリ 体験版R1
【HP】PBP 【ジャンル】ビジュアルモーションノベル 【プレイ時間】1時間 【ツール】吉里吉里/KAGEX 【容量】151MB 【更新日】2008/7/18
学級崩壊のクラスを受け持つ小学校教師の不可咲貴路は、帰宅途中で奇妙な幼女・ローと出会う。ローは僕(しもべ)となる《遂(ミニオン)》を探しており、何者かに追われていると言った。ひとまずローを交番へ連れて行くものの、追手のハンターに襲われ……。

「ビジュアルモーションノベル」を名乗るだけあって、動的演出が半端ない。カットイン、スライド、アニメーションを駆使しながら、とにかくまあ動く動く。特に第三話「チキチキカバンモウレース」の疾走感、臨場感は素晴らしく、まるでアクション映画を観ているような興奮を味わえました。いわゆる立ち絵というものが存在せず、場面ごとにどんどんCGが投入されていく贅沢な作り。システム周りもしっかりしていて、申し分ありません。元気にピョコピョコ動きまくるエージェント・スミスがキュート。ハンター二人組も悪役っぽい外見とは裏腹に、実はイイ奴で可愛い。絶火とスミスのやり取りは、楽しくて好きですね。実直な主人公にも好感を持てます。常に動きまくりの動的演出のため、要求されるPCスペックは高め。四年前のノートパソコンでプレイすると、序盤から重いわ遅いわ止まるわで、まともに進行できませんでした。最近買ったばかりの新パソコンで再挑戦すると、スムーズにグリグリ動いて感動した。古いパソコンをご使用の方は要注意。


実験的なテアトロ 体験版
【HP】結社スメール 【ジャンル】ノベル 【プレイ時間】3時間 【ツール】吉里吉里2/KAG3 【容量】133MB 【更新日】2008/3/3
即興劇団『ヒステリカ』は公演を間近に控え、最後の追い込みに入っていた。大学の弱小サークルながらも、有望な新入団員を迎えて初めての節目となる公演だ。しかし、公演が近付くにつれ、次々と不可解な出来事が起こっていく。ラジオから流れる死のルポルタージュ、ハイジの手を貫いたモデルガンの銃弾、一人また一人と消えていく団員たち。公演の舞台でハイジを待つものは……?

体験版では、病んでる美少女「ペーター」のルート8日間(開演まで)をプレイできます。あまりにも不条理で不可解な出来事だらけで、最初から最後まで主人公のハイジ(♂)と一緒に混乱しっぱなしでした。一方、ハイジとペーターの壊れた関係は、嫌になるくらい現実的でドロドロしています。特にハイジがペーターを嫌悪するようになったきっかけというのが、妙にリアリティがありました。こういった女の狡さ、醜さを愛らしい少女の中に見つけてしまったら、確かに思春期の高校生男子なら嫌にもなるだろうなと。主人公とヒロインの関係がここまでギスギスしている作品も、そうそう無いのでは(笑) かなり陰鬱でシュールで独特な作風なので、人を選びそうではあります。体験版とはいえ、セーブが少なくて困りました。


魔法使いの見た夢 体験版
【HP】Project Lips 【ジャンル】魔法活劇ビジュアルノベル 【プレイ時間】2時間 【容量】82MB 【ツール】吉里吉里2/KAG3 【更新日】2006/7/29 【参照】番外編:『D's』『バレンタインに見た夢』『エイプリルに見たちょっとした悪夢』『Summer Day Dream Part.2
如月勇は幼い頃に謎の老人と出会い、拳を強化する魔法を授けられる。勇は悪を退治することを夢見ていたが、現実にその力を振るう機会は無いまま、大学生になった。しかし今なお人の役に立ちたいという想いを失っていない勇は、地域安全のための私設パトロール隊で活動していた。いつものように夜の見回りをしていた勇は、公園で行き倒れの美少女を発見する。少女ミカエルは、勇と同じ魔法使いだった。「わたしは、自分の魔法を消したいんです」

体験版は四日目まで。強大な力を持つヒロイン、正義感あふれる主人公、ヒロインを狙う二つの組織。恥ずかしいくらい王道です。可憐で儚げな美少女ミカエルが、どえらい悪魔をポンポン召喚するのが面白い。悪魔のグラフィックも迫力があり、次はどんな悪魔が出てくるんだろう?とワクワクします。主人公よりミカエルに活躍してほしかったりして。魔法研究所のスコルピオとミュージックのズレたコンビが微妙に笑える。グラフィックもシナリオも安定していて、特に目立つ欠点は無いのですが、最後までずっとこの調子で王道のまま終わるのなら、面白味に欠けるかも。


ファントムリム 体験版
【HP】九字 【ジャンル】伝奇ノベル 【プレイ時間】1時間 【容量】130MB 【ツール】吉里吉里2/KAG3 【更新日】2006/12/10 【参照1】『ファントムリム 魔怪篇 上』 【参照2】『ファントムリム 魔怪篇 下
高校二年生の流崎錬治は、近頃しばしば記憶の欠落が起こる。仲の良い友人たちと退屈ながらも平穏な学園生活を送っていた錬治のもとへ、ある日、雪鬼姫(ゆきひめ)と名乗る美しい魔怪が現れた。「囚われの身の錬治様をお助けにまいりました」

体験版は第二章まで。主人公の人間性が矮小で、やたらと癇に障ります。臆病で怠惰な自分に言い訳ばかりして達観したつもりになって、他人を見下している駄目男。わざとそのような人間に描かれているようですが、今後少しは成長していくのでしょうか? 体験版のラストで主人公が痛い目に遭って、ちょっとスッキリ(笑) こんな男が美少女二人にモテるのはあり得んだろう、と思いながらプレイしていたのですが、裏があったと知って大いに納得。人間と魔怪の勢力が交錯して面白くなりそうです。


ナツメ 体験版
【HP】sark.stripper 【ジャンル】サスペンスホラーノベル 【プレイ時間】30分 【容量】16MB 【ツール】NScripter 【更新日】2007/6/8
高校を中退して引きこもり生活を送っていた主人公。朦朧とした意識のなか目を覚ますと、自宅で煙の充満した地下室に閉じ込められていた。駆けつけた幼馴染の東子に助けられて地下室から脱出するが、主人公の身体はなぜか血まみれ。東子は主人公から自殺予告の電話をもらったと言うが、主人公には覚えが無い。地下から一階のホールへ出た二人は、天井に吊るされた幼い少女の死体を発見する。それは、主人公が唯一心を許していた従妹の変わり果てた姿だった……。

戦慄のサスペンスホラー。体験版に収録されている序盤だけでも、ただごとではない異様さに満ちています。主人公の身に、一体何が起こっているのか? イントロの幼児向けクイズがブラックかつシュールで笑える。主人公の名前入力の際、わざわざ「あなたの“本名”を入力してください」と指定されるのですが、何か名前に関する仕掛けでもあるのでしょうか。引きこもりニートの主人公に自分の本名を入力しろとは、何気に厳しい要求をされている(笑) ところで、ヒロインの東子の股間にイチモツが付いているように見えるのですが、これは一体。