ZODIAC-前編- Reviewer: ぶんちょ
【HP】ACT-ZERO 【ジャンル】ノベル 【プレイ時間】5〜6時間 【更新日】2008/6/4
その年の春に「見上島」へと移住してきた「襟裳聖」と家族。
学校生活も問題なく、友達もそれなりにいるという平凡な生活。
しかし聖は、この島に来てから度々「白昼夢」を見るのだ。
いきなり町や学校に誰1人としていなくなり、自分だけがぽつんとそこにいる。
それがなんなのか分からないまま、しかし気に留めることなく日々を過ごす聖。
そんな初夏のある日、聖は銀髪紅眼の少女「南爪らせん」と出会う。
現実の世界でも、そして、白昼夢の世界でも。
その日から、聖の周囲は一変することになる……
らせんから向けられたのは、強烈な敵意。それは殺意と呼べるもの。
しかし、その殺意は聖本人に向けられたものではなかった。
聖を背後から操ろうとしていた「敵」……「判定者」を名乗る者。
らせんは、その判定者と。そして判定者が集めた12人の「ファクター」と
戦うために、この島を訪れたのだった。
ファクター……12の星座(ZODIAC)、それぞれの力(運命)を持つ者たち。
戦い合うことで相手の「アストラル」を吸収し、自らの力となす。
そして、他のすべてのアストラルを吸収した者は「望みうるすべての力」を
得るという。
12人それぞれが望むと望まざるとにかかわらず、戦いは行われていく。
ファクターたちには、戦わなければならない理由と、そして苦悩があった。
らせんとの出会いで、ファクターではない聖もこの戦いに巻き込まれていく。
らせんを救い、らせんに救われながら、2人の心は急速に近づいていく……
……それが、
どんな悲劇を導くことになるのか、まだ若い2人に知る術はなかった。
(オフィシャルHPより引用)
システム
独自に開発したシステムを採用しているようで、使い勝手は普通。
オフィシャルのHPのブログで更に進化すると言っているので、これから使い勝手が良くなる可能性がある。
シナリオ
PCゲームで名が知られているシナリオライターが書いており、さすがといったところ。ただ、量的に長くはないので量を求める人向けではない。
ライトノベル感覚で見るといいかも。
グラフィック
原画も同人や商業で有名な作家さん。
塗りも到底同人レベルとは思えないほどのクオリティ。
枚数は多いとはいえないが、うまい感じで工夫されていて面白い。
ただ、もうちょっと枚数はほしかった。
サウンド
これまたPCゲームなどで有名な人が担当しており、曲の素晴らしさは保障されている。
主題歌も有名な人が歌っており聴き応え十分。
総評
各クオリティは同人レベル以上。
物語なども王道とはやや違う路線で興味を引いた内容でした。
それと、これは同人なのか?と思わせるくらい豪華なスタッフが参加しており、後編も期待。いい意味で裏切ってほしい作品。
ミッドナイトヴァージン Reviewer: (匿名)
【HP】ミッドナイトヴァージン 【ジャンル】ノベル 【プレイ時間】2.5時間 【ツール】FLASH 【更新日】2007/9/23
主人公、御神楽優作はある組織の特命高校生。
『神与学園に潜入し、赤羽 珠を守れ』
神与学園は「ヴァージン」と呼ばれる少女達が通い、そして外出を禁じられる全寮制の学校である。
彼女らは不思議な、常人を遥かに超えた力を持ち、夜の校舎で殺し合う。
戦闘に敗れ、敗北を続ける者は、全てを失う・・・
意味深なルールに誰もが不安を感じ、踊らされる。
同級生を、クラスメイトを、友人を襲い、そして襲われる。
物語は、生徒の首吊り事件から始まり、回想という形で日常生活が語られていく。
主人公・優作は少しずつこの学園の不審な所に気がついていき、ついにある夜、その戦いを目にする。
発光した眼球をギラギラさせ、目を疑う動きで暴力を振るう者と、それを見守る少女達の佇まい。
そしてその戦いに優作自身も巻き込まれていく。
システム
インターフェイスはフラッシュを利用しており、中身は全て自前(?)。
仕様は良くあるノベルゲームのものに似せて作られている。非常に使い勝手が良い。
選択肢は一切なく、伴ってセーブやロードがない。
内容は読み進めるだけの、ヴィジュアルノベルである。
シナリオ
全体的に話の展開は早く、スラスラと読める爽快感さえある。
内容に様々な『遊び』の要素も見られるが、内容に破綻はなく、とても読みやすい。
単純にお話として楽しめる。
グラフィック
好き嫌いは分かれそうだが、非常にレベルが高いイラスト。キャラクターの魅力が伝わりやすい。
ただし、所謂『立ち絵』というものがないので、画面の切り替わりは少ない。
サウンド
場に合う違和感のない、それでいて普通・普遍的ではない、他にあまり例を見ないBGM。要所で有名な曲を彷彿とさせるのは、作者の遊び心か、リスペクトからか。
総評
無料としてはレベルが高いと感じられる。
読みやすい文章と解りやすい流れで読み心地は良い。
元が短編のせいか、文章がスッキリしすぎであり、イラスト同様、人を選ぶ可能性がある。
ずんばらり Reviewer: 桜花
【HP】紫苑亭 【ジャンル】アドベンチャー 【プレイ時間】約2時間半 【ツール】吉里吉里2/KAG3 【容量】40MB 【更新日】2007/9/8
人を狂わせる刀がある。
運気を狂わせ所有者に不幸を呼び、
理性を狂わせ所有者を狂人と変え、
思考を狂わせ所有者に人を斬らせる。
時に怪異を呼び起こし、時に所有者に様々な力を与えた。
史実に残る事もなく闇に葬られた数多の刀達。
人はそれを――――妖刀と呼んだ。
どこにでもいるような平々凡々な学生である鈴村刀矢は、ある日ひょんなことから妖刀を手にしてしまう。
その日を境に次第に侵食されていく日常。
気付かぬうちに妖刀事件へと巻き込まれていくことになるのだった。
(Vectorより引用)
システム
選択肢を選ぶオーソドックスなタイプのADV。
エンディングは2種類だが、選択肢が少ないので両方見るのは楽。
シナリオ
幼馴染の少女との甘酸っぱい会話や不思議な転校生、妖刀や各登場人物の設定など「お約束」なネタがかなり多いが、「お約束」であるために違和感がない。むしろ、日常と非日常のギャップをありありと感じろことが出来る。
世界観もストーリーも、ありがちなネタでありながらも読み手をぐいぐいと引き込む魅力を持っている。
2時間以上のプレイも全く苦にならない。
ただ、あのオマケシナリオはいらないような。
グラフィック
全て自作とのこと。
可愛い女の子も体格のいい大男も同じタッチで描かれているのに、何故か違和感がほとんどない。
要所に入るイベントCGも丁寧でストーリーを盛り上げる。
サウンド
これも自作とのこと。
どれもシンプルで、目立たずにBGMとして雰囲気を盛り上げてくれる。
総評
王道ネタが多く、そのため誰でも安心して楽しめる内容になっている。ライトノベルを読むような感覚。
本当に「オーソドックスなゲーム」。
妖-満月ノ隠者- Reviewer: 来中アヤマ
【HP】spiderX 【ジャンル】現代ホラーADV 【プレイ時間】1時間 【容量】4.8MB 【ツール】コミックメーカー 【更新日】2003/3/13
軟派な主人公(高2)と個性的な友人たちで織り成すミステリアスな冒険活劇。
主人公は兄弟同然の従兄弟『戦国武斗』から、主人公の高校で麻薬の取引が行われている事を聞く。戦国から、麻薬の取引の調査を依頼された主人公。最初は乗り気でないものの、とある事件から、親友や転校生を巻き込んで秘密に近づいて行くことになって・・・?!
主人公の性格もさることながら、周囲の人物がこれまた一筋縄でいかない性格で面白いです。刑事に渡世人(ヤクザ)にオカマにジャージにマッドサイエンティスト・・・と、キャラクターのやり取りを見るだけでも面白いかも。
また、事件の真相に近づくにつれて様々なことが分かっていく構造が非常に上手く作られていて、最後まで飽きることがありません。
事件のラストについては、ああ来るとは思わなかった・・・という複線が張られていますので、なにかにつけてどんな人物も疑ってかかる必要があります(笑)。ちなみに、最後の最後でどんでん返しあり。
選択肢は少なく、AVGというよりはむしろノベル系のゲームに近い感じがします。テキストの量が割りと多いのですが、フリーセーブなのでチョコチョコとやっても大丈夫でしょう。
ストーリーの分岐は少なく、攻略の分岐で特に重要なところは作者のHPで確認が出来ます。戦闘もあって盛りだくさん。
次回作として『妖2』の公開もされています。1の後は2で楽しまれてはいかがでしょうか。
夏夢海詩 Reviewer: tin soldier
【DL】Vector 【ジャンル】 郷愁ノベル 【プレイ時間】4時間 【容量】49.8MB 【ツール】NScripter 【更新日】2005/5/4
幼い頃故郷を離れた主人公の元に、幼馴染から手紙が届く。8年ぶりに帰った故郷。幼馴染の少女や様々な人々との再会。過ぎ去った夏の大切な思い出を少女と追体験していきながら、欠けたピースを一つ一つ拾い集めてゆく主人公。
シナリオ
あらすじだけ読むとありふれた物語に思えますが、その実、文章の非常な巧みさ・しっかりと張られてある伏線・魅力的な登場人物の要素が噛み合って、時間を忘れて読んでしまいます。シナリオもしっかり練られていて、特に終盤は涙なしには読めません。
グラフィック
イベント絵が数枚あるほかは、基本的には立ち絵はなく背景だけです。背景は文章や作品の雰囲気に結構合っていたように思います。テキスト・音楽のレベルが非常に高いので、中途半端に立ち絵をつけるより、この方が良かったという気もします。
サウンド
なんといっても音楽はずば抜けて素晴らしいです。どの曲も必聴。
総評
はっきり言って、過去に自分がやった中では「ひとかた」と並んで最高クラスの作品です。決して派手さはありませんが、「すがすがしさ」「切なさ」でいっぱいのこの作品を、一人でも多くの人に知ってほしいです。
PP's World Reviewer: (匿名)
【HP】always be myself 【ジャンル】ADV 【プレイ時間】15分 【容量】550KB 【ツール】RPGツクール2000 【更新日】2003/6/23
遅くて15分、最短5分の短編です。RPGツクール2000で作ってあるのですが、戦闘なしのサイコホラー。主人公は[サイコパス]で、幼き子供。残酷な部分が多いので、そういうのが苦手な方はやらないほうがいいかと・・・。最後のエンディングで、何を思い、何を感じるかというのが、ポイントとなっているようです。テックウィンコンパクにて銅賞受賞。
The Mystery Of Time And Space Reviewer: プクプク
【HP】Albartus 【ジャンル】ADV 【プレイ時間】2日間 【更新日】2003/6/30
MISTの様な謎解きADVです。他の方の評価も高めです。
上記のADVがお好みの方へ激しくお勧めです。
謎解きするのに邪魔にならない画面と操作性の工夫が良いです。他のゲームと、それらの点ではっきりと一線を博しています。英語版ですが、辞書などは全く不要で楽しめます。
- DL不要のブラウザゲーム。
- ステージに分かれている。そのステージを攻略(ドアを開けて脱出すること)すると、次のステージが待っている。
- ENTRY時に、【NEW GAME】か【CONTINUE】か選択できる。【CONTINUE】を選択すると、そのステージの最初からプレイをやりなおす。
- 絵は美麗というほどでもないが、丁寧。
- 3Dではない。自分がどこに行くのかも、直感的に把握しやすい画面。
- 操作性が全てマウス左クリックのみの簡略さ。
(見るボタン→マウス左クリック、移動ボタン→マウス左クリックなどではない。)
まだまだ、ステージは増えるようです。全クリアー後でも、ごくたまに覘かれた方がよいかも。全クリアーを攻略いたしました。クリアーの後に、ゲストBOOKへの投稿特典もあります。違う国の方の中に自分のハンドル名があるのが一興でした。
ANATHEMA Reviewer: プクプク
【HP】ANATHEMAstation 【ジャンル】ホラーADV 【プレイ時間】1作品あたり:3〜5時間 【更新日】2003/7/8
バイオハザードやサイレント・ヒルのようなホラー・アドベンチャーです。多数の方々に支持されているようです。謎解き要素がふんだんにあります。【ホラー要素】は【慣れ】が生じますので、主に【謎解き要素】が強いゲームの印象が強かったです。暗くて恐くグロいグラフィックを好めば、プレイされてもよいかもしれません。
- ブラウザゲーム。マウス操作のみ。
- 現在(2003/7/7)、ANATHEMA1〜4とCROSSの5作品ある。ANATHEMA5は現在開発中。
- 今だけ掲載の限定別作品も他にあり。
- ゲームスタート選択画面に、各作品別の【難易度】【物語性】【恐怖度】の作者による5段階評価がある。親切。
- 謎は、作者さまHPの攻略BBSを参照しないと解けないくらいの難所あり。攻略BBSは過去ログが豊富。ただしズバリな答えの投稿は禁止されている。
- グラフィックの量がとても多く、おどろおどろしいホラー要素を丁寧に表現している。登場人物の黒目が無く、白目だけなのも、作者の意図的な演出とのこと。
【謎のサンプル】
- 奴隷・死体・兵士の謎。
- 宝石の謎。
- 何人かの囚人の遺書より、白い箱を開けるキーを探し出し、白い箱を開ける。
- 聖女の謎。象形文字とステンドグラス調絵画から、エルサレムで起こったことをつきとめよう。
- 6人の賢者の謎。
最後に過去ログについて。まず、作者さまHPの過去ログは、現在1ログ16ページが、【16ログ】あります。移動ボタンで、画面が切り替わり、各ログ間が移動できます。ちょっとわかりづらいかも。作者さまの意向が、投稿前に過去ログの参照を・・・とのことのようです。