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私の楽園 -Welcome to the Darkness-

旅の途中、主人公は魔界へ通じる『魔の森』に迷い込み、狼男のフェルズと出会う。フェルズは主人公を獲物と見なすが、魔王の契約によって手を出せずにいた。次に森の出口が開くのは、七日後の満月。それまで生き延びるため、主人公は彼の食欲を利用することに。「フェルズがわたしを守ってくれたら、わたしを食べてもいいわよ」



これが悪夢の始まり…… そして楽園の始まり……

森の出口が開かれるまでの七日間、魔王の城に滞在して魔物たちと過ごします。攻略対象は狼男のフェルズ、アンデッド医者のゼノン、落ちこぼれ悪魔のバベル、魔王フィンベルの四人。毎日相手の元に通うことで、それぞれのシナリオが進行します。キャラクターグラフィックは二人の絵師さんで担当されており、絵柄がかなり異なるため、違和感がありました。全員クリアすると、おまけの「コルセットの日記」「磯モード」を見ることが出来ます。

食欲旺盛な狼男、解剖が趣味なゾンビ医者、魂を狙う悪魔っ子などに囲まれ、危険がいっぱいな魔の森ですが、主人公がたくましくて魔物たちにも負けていません。キレのあるツッコミと常識人(?)な反応が可笑しくて、彼女の言動を見ているだけでも楽しい。怖い顔(どこかで見たような)の執事のオルバート、レズっ気のある毒舌メイドのコルセットなど、サブキャラも良い味を出しており、あちこちでクスクス笑ってしまいました。

全体的にコメディタッチで恋愛色は薄めですが、お馬鹿で単純なフェルズは可愛く、ゼノンの医師としての真摯な姿勢に見惚れたりも。魔王フィンベルと対面するのはわずか三日間ですが、個人的に一番萌えたのは彼かもしれません。病弱なくせに偉そうで、冷たく振る舞いながらも優しさを秘めた魔王。「貴様は余から、三つの物を奪った」 きたきたきたぁぁーーっ。(大興奮)

おまけの「コルセットの日記」では、過去のフィンベルとオルバートとコルセットの日々が描かれています。コルセットの筆によって淡々と書かれながらも、三人の関係が温かく優しく、じんわりきました。恋愛だけに偏らず、このようなエピソードもきちんと見せてくれている点が本作の魅力でしょう。

(2004年6月15日)


【プレイ時間】30分 【総プレイ時間】2時間 【容量】5.49MB 【ツール】吉里吉里2/KAG3
【参考1】攻略チャート 【参考2】√nova様インタビュー 【参考3】ピックアップ投票結果[2004年][2005年

【HP】「√nova (ルート・ノヴァ)」 http://cute.cd/nova/ (2006.12.31配布終了)