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叶恵(カナエ)は小学三年生の女の子。叶恵の通う小学校には「トイレの花子さん」の噂があった。ある日の放課後、クラスメイトのメメちゃんが花子さんを見に行こうと誘ってくる。叶恵は断って家に帰ったが、次の日、学校のトイレでメメちゃんの血まみれ死体が発見され……。
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「トイレの花子さん」を題材としたホラービジュアルノベル。叶恵は亡くなったメメちゃんのことを気にかけるうちに、次第に花子さんに興味を抱き、その存在へ近付いていくことに。学校の近所にはユキコという女性が住んでおり、いつも学校を見張っています。叶恵曰く「変なおばさん」。なんでも昔、花子さんを倒したことがあるとかないとか? 前半は叶恵の視点で花子さんと接触し、後半はユキコの視点で花子さんと対決します。
「花子さん」は数多くのホラー作品で扱われており、描かれ方も様々ですが、本作の花子さんは凶暴で人を食う、ついでに口調も乱暴な一風変わった花子さん。妙に人間くさいというか短気なオヤジのような花子さんで、本来化け物に感じるような恐怖はあまり感じませんでした。一方、人間の登場人物が何故か全員のっぺらぼうで、最初はどれも化け物に見えてしまったり。下手をすると、花子さんよりも叶恵の顔のほうが怖い気もします。もう少し化け物(花子さん)と人間の差がハッキリしていれば、恐怖も増したかもしれません。
クリアエンドへの選択肢以外は、全て死のバッドエンドへ直行。花子さんが現れる時の演出には心底ビビります。花子さんがバンッ!と登場するたびに本気で心臓が跳ね上がるので、次はいつ出るかいつ出るかという緊張感がありました。ただ、何度も同じものを見せられると
さすがに慣れてしまい、途中からは少し飽きた感も。怖いというよりはドキッとする刺激で、おばけ屋敷の楽しみに近いものがありました。夜眠れなくなるような種類の怖さではありませんので、その手のオカルトが苦手な方でもプレイできるでしょう。
(2003年4月16日)