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西暦2078年、京都。浮浪者の宇野健一は、住処の公園を追い出されて当てもなく彷徨っていた。夜になり、ようやく見つけた公園に入ると、ピチャピチャと不審な音がする。覗いてみると、幼い子供が池の魚を食べていた。健一は子供の奇行をネタに親をゆすることを企み、家へ帰る子供の後をつけていく。それが恐怖の始まりとも知らずに……。
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サイコホラーサウンドノベル。前半は子供の家の探索パート、後半は○○パートとなっており、選んだ選択肢によって分岐します。ひとつ間違えると死亡エンドへ。子供の後を尾け、家に子供以外誰も居ないらしいと判った健一は、作戦を変更し、その家へ盗みに入ることにします。しかし、忍び込んだ家の中は
どこかおかしい。悪臭の漂う部屋で、健一が見たものとは……? 歪んだ一家の実像が明らかになっていくなか、健一は否応なく異常な事態に巻き込まれていくことに。
グラフィックは終始薄暗く、床が軋んだり扉の開く音がするたびにヒヤッとしました。得体の知れない不気味な家で、××(グロい)や××(エグい)などを見せられ、もう半泣き。じわじわと主人公(プレイヤー)を恐怖に陥れ、追い詰めていく手法が実に秀逸です。唯一の救いは、視覚的にはそれほど怖くないということでしょうか。前半の探索パートだけでも充分に恐怖がありますが、それは本当の恐怖への入口に過ぎません。家の中の最後の扉を開けたとき、更なる悪夢が──。
シリーズ序幕ではありますが、浮浪者・健一の恐怖体験は本作で完結しており、これだけでも
やり応えはあります。最初から最後まで絶え間なく不安と緊張が続き、とにかく怖かった。人間の狂気を描いた異色作でありながら、トゥルーエンドを見た後はやるせなさも残ります。前半は死体、後半は○○など、グロテスクな表現が多々ありますので、ご注意を。
※スペースやコンマのあるフォルダに「無垢」を入れると、ファイルが読み込めません。詳しくは、ゲームファイルに同梱されている「はじめにお読みください」をご参照のこと。
(2004年2月18日)