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へっぽこ二人組みの何でも屋セロリー
スペシャル長編 地獄のサーカス赤鷹団
何でも屋を営むセットルと、見習い店員のセルソン。二人はダンジョンの奥に店をかまえ、めったに来ない依頼人を待っています。依頼の内容は、家事手伝いからA級犯罪団の始末まで幅広く。毎回お馬鹿なことばかりやらかすセットルに、頭の痛いセルソンなのです。
ドタバタ漫才コメディ「セロリー」シリーズのスペシャル編。第1〜4話のその後の話にあたります。今回の依頼人はミラーネの町長カプラノ。依頼内容は用心棒。A級犯罪団である赤鷹サーカス団の公演予告状が町に届いたため、町長カプラノはあちこちから用心棒をかき集め、何でも屋セロリーにも依頼してきたのでした。集まった用心棒はセットルたちを含めて16組。町の広場に建てられたサーカス団のアジトへ、彼らはそれぞれ別行動で乗り込むことに。
最初から最後までセットルとセルソンのどつき漫才が延々と繰り広げられ、漫才の合間にストーリーが進行します。お馬鹿で変態な上司のセットルと、真面目で常識人な部下のセルソン。セットルのボケとセルソンのツッコミによる基本形態が確立されており、突っ込むたびにセルソンの攻撃魔法が炸裂。すっかりセルソンの尻に敷かれているセットルが可愛い。ギャグはお馴染みの基本ネタから応用まで幅広く、脱線に脱線を重ねるも、気が付くとストーリーはしっかり進んでいるという
いつものパターン。
スペシャルだけあって、セットルやセルソンの戦いの見せ場も きちんと用意されています。普段はお馬鹿な漫才コンビでありながら、実は凄腕。いかにも王道な設定ですが、やはり格好良い。やがて黒幕との対決により、セットルの秘められた過去の一部が発覚。「敵国の犯罪者で、この国にとっては英雄」とは……? このあたりの事情も、いつか詳しく語られることになるのでしょうか。セルソンがどこまで知っているのかも気になるところです。ラストは少しジーンときたり、オチに笑ったり。綺麗にまとまっていて大満足のスペシャルでした。
(2002年2月10日)