- ファンタジーRPG -  │HOMERPG(1)


盗人講座

ドナパルト王国の王子レットーは、帝国に国を滅ぼされ、数人の臣下と共に逃げのびる。王国再建に燃える臣下たちをよそに、レットーはこれを機に自由気ままな暮らしをすることを考えていた。身を隠すためと称して、レットーは盗賊の独立都市ミストへ潜り込む。幼い頃から憧れていた盗賊になるために。


シートン


盗賊の街ミストを舞台としたRPGアドベンチャー。亡国の王子レットーは「トレド・ナッパルパ」と名前を変え、盗賊組合の講座を受けて盗賊になるための技術を学びます。盗賊講座入門編は全五回。毎回、講座を受けるために街でスリをして受講料を稼ぐ必要があり、講座の進行と共にストーリーが進みます。メインシナリオの合間にもサブイベントが豊富にあり、じっくり楽しめました。

なんといっても、街にいる全ての人物から物を盗むことができるのが面白い。盗賊の街ミストでは、盗みは悪いことではなく、むしろ奨励されるべきことなのです。スリをするためには組合から「免罪符」を購入しなければならず、スリに失敗すれば「免罪符」を取り上げられる仕組み。対象の人物によって盗みの成功率が異なるので、相手をしっかり見極めましょう。最初の頃はまだ腕も未熟ですが、盗みが成功する毎に熟練してゆき、徐々に成功率が高くなっていきます。盗むものは、小銭を始めとして、鍋や人形、秘密の日記帳、放し飼いされている鶏や牛(!?)まで。とにかく何でも盗みまくるのが楽しく、コンプリートに燃えました。

盗賊の街には様々な人々が住んでいます。地下の怪しい盗賊団「虫を愛でる会」、エロアイテムの収集に情熱を傾けるスケベマニアなど、ユニークなキャラがいっぱい。シートン先生の過去の傷、毒使いのカンタレラの悲劇と奇跡。名の無い守衛さんや主婦のおばちゃんも含め、彼らには一人一人の人生があり、皆、何がしかの思いを抱えて懸命に生きています。そんな彼らの生き方に触れ、少しずつ成長していくトレド。やがてミストに訪れる大きな災厄。絶望的な状況の中、トレドが出した答えとは……? ラストに向けての盛り上がりも素晴らしく、高揚感溢れるドラマチックな作品でした。

(2002年2月13日)


【プレイ時間】3〜4時間 【ツール】RPGツクール2000 【備考】製作サイトに攻略あり 【参考1】w-n様インタビュー 【参考2】ピックアップ投票結果

【HP】「つぶらな瞳のHP」 http://www5c.biglobe.ne.jp/~w-n/