- シェア:ミニレビュー:女性向(1) -  │HOMEシェアレビューTOP


ORANGE HEART  総評:5 ★★★★★☆☆☆☆☆

システム:7│シナリオ:5│グラフィック:6│サウンド:5

【HP】TOKOTON-LOVERS(2006.12閉鎖) 【原作】テニスの王子様 【対象】乙女/全年齢 【価格】1000円 【プレイ時間】30分 【ツール】NScripter

「テニスの王子様」氷帝ドリームSLG。氷帝学園新聞部部長の早川志穂(3年女子・名前変更可)は、テニス部を取材して特集記事を書くことに。さらに幼馴染の跡部と賭けをして、夏休みが終わるまでに彼氏を作らなければならず……。

攻略対象は跡部・忍足・岳人・ジロー・宍戸・鳳・日吉・太郎・樺地の9人。月〜木曜日に取材して、金曜日に記事を書き、土〜日曜日にデート。シナリオはまさしくドリーム満載ですので、ドリームを好きな方なら楽しめるでしょうか。萌えシチュエーションの集合体といった感じで、ストーリーらしいストーリーはありません。

システムデザインが可愛く、ポチポチ触っているだけでも、なんとなく楽しい。気配りの行き届いた快適な操作性、整ったインターフェースで心地よくプレイできました。

立ち絵だけでなくスチルでも表情が豊かに変化します。立ち絵の基本姿勢に加えて、跡部が指をクイッと上げたり、岳人が自分の髪をつまんでいじったり、ジローが眠そうに目をこすったりとキャラクターの仕草がアニメーションで用意されており、なかなか豪華。榊監督の「行ってよし!」のアニメーションには笑った。ただ、主人公のグラフィックがいまいち可愛くない。筋張っているというか、女の子特有の丸みが足りないというか。髪が長いのでかろうじて女の子と判る程度で、ショートの髪型を選択すると男の子と区別がつきにくい。また、抱きしめられる構図がどれも同じでワンパターン気味です。

ブックレットの横幅がDVDケースの収納サイズよりわずかに大きいので、買ったばかりの新品を開けるとすでにブックレットがヨレていました。もう少しゆとりのあるサイズで作ってほしかった。

全体的なクオリティは高めで、いつも通りのTOKOTON-LOVERSさんの可愛いゲームです。ただ、裏を返せば、TOKOTON-LOVERSさんの作品は「どれも似たような」感があります。安定した可愛さ・面白さに安心する人もいるでしょうし、飽きる人もいるかもしれません。
(2005/8/29)


幻灯蝕 −エクリプシア−  総評:5 ★★★★★☆☆☆☆☆

システム:4│シナリオ:5│グラフィック:5│サウンド:5

【HP】幻灯蝕 −エクリプシア− 【原作】BLEACH 【対象】BL15禁 【価格】1500円 【ツール】吉里吉里2/KAG3 【発売日】2005年7月

虚に襲われて怪我を負った雨竜は、数ヶ月分の記憶を失ってしまった。まったく普通のクラスメイトとして接してくる雨竜に戸惑いを隠せない一護だったが……。

記憶喪失ネタの「BLEACH」一護×雨竜ノベル。主人公の一護を操作して、雨竜と文化祭でコスプレしたり、修学旅行でHしたりするオーソドックスな同人的シナリオです。生真面目で乙女な雨竜が可愛いので、イチウリ好きな人なら楽しめるでしょうか。

テキストは概ね読みやすいのですが、「……、」という風に台詞の最後に読点が多いのは気になりました。やたらとあちこちで多用されているので、一体どういうつもりで使用されているのか解りかねます。単にライターさんの癖なら、直したほうが良いかも。

脇キャラの立ち絵のポーズは概ね一種類ですが、雨竜はポーズも表情もなかなか豊富。華奢で可愛い絵柄で、クルクル表情の変わる雨竜を見ているだけでも楽しめました。ただ、写真加工の背景画像がいまいち野暮ったい。シャープな印象のキャラクターグラフィックとウィンドウデザインに対して、背景がボテッとしているので、少し浮いています。文化祭などの背景写真にリアル人間が写っているのも、あまり良くない。

アイキャッチが頻繁に入りますが、クリックでもスキップでも飛ばせません。場面が変わるごとにいちいち10秒近く拘束され、ストレスが溜まりました。スタッフロールも飛ばせないので、エンディングを見る度に数分間の拘束を受ける羽目になり、これまた鬱陶しい。テキストウィンドウのメニューボタンがキーボードで操作できないのも、やや不便。誤字脱字も結構あり。

細部で気になる点は多々ありましたが、製作サイドの雨竜に対する愛はしっかり感じました。まさにイチウリストによるイチウリストのためのゲームですので、一護×雨竜が大好きな方にとっては嬉しい作品でしょう。
(2005/8/24)


カランコエ  総評:5 ★★★★★☆☆☆☆☆

システム:5│シナリオ:5│グラフィック:5│サウンド:5

【HP】KUMYS 【対象】全年齢 【価格】300円 【プレイ時間】1時間 【ツール】吉里吉里2/KAG3 【頒布日】2005年8月12日

高校生の塚本舞子は、些細な日常の少し先を、ふと見てしまうことがある。ある日、親戚の子供のみどり君と一緒に歩いていると、舞子の前に見知らぬ少年が現れた。どこか悲しそうな彼は、なぜか舞子を知っているようで……。

RE.』と同じ二段構成。ごく普通の乙女ゲー風味な第一部をクリアすると、衝撃の第二部が始まります。『RE.』もなかなか驚きましたが、今作のどんでん返しは更に強烈でした。そ、そう来るかぁー。みどり君には本気で騙されました。

最初に第一部をプレイした時は、永遠ルートのメロドラマ突入が唐突すぎて「お前たち、一体いつの間に好きになったんだよ」と思っていたのですが、まあ[舞子]の[妄想]と判れば、不思議は無いですね。[主婦]の夢見る[妄想パワー]は凄い。やはり昼のメロドラマを観て鍛えたのか。しかし第二部の永遠の[手紙]を見ると、二人が付き合っていたのは[現実]なのですねえ。ううむ、どこまでが[現実]で、どこからが[妄想]なのでしょうか。
(2006/9/26)