スクール★ロマンス+
総評:4
★★★★☆☆☆☆☆☆
システム:3│シナリオ:5│グラフィック:4│サウンド:3
高校2年生になった新学期の朝、ナミは学校前の桜並木で屈んでいた少年につまずき、転んでしまう。彼は転校生のルフィ。ルフィと同じクラスになってしまったナミは、初日早々彼の面倒を見る羽目に……。
概要
| 対象年齢 |
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全年齢 |
| 価格 |
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1200円 |
| 動作OS |
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Windows95/98/Me/2000/XP |
| 頒布日 |
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2002年12月28日(通常版) 2003年8月15日(プラス版) |
| パッケージ |
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CDケース |
| ブックレット |
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表紙はカラー、中はコピー紙 |
| プレイ時間 |
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30分〜1時間 |
| 総プレイ時間 |
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4〜5時間 |
| ツール |
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NScripter |
| セーブ |
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9個、随時セーブ・ロード可能 |
| 画面 |
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ウィンドウモード(646 * 524)、フルスクリーンへ切替可能 |
| スキップ |
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「選択肢まで進む」 |
| エンディング |
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8種類 |
| スチル |
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14枚 |
| 背景 |
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写真 |
| 音楽 |
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EDテーマソングあり |
| 備考 |
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WEB体験版あり |
シナリオ
『ONE PIECE』のパラレル学園ストーリー。ナミを操作して、7人のキャラを攻略できます。転校生のルフィ、剣道部員のゾロ、悪友のウソップ、勤労学生のサンジ、留学生のチョッパー、上級生のエース、下級生のビビ。シナリオ前半は教室で会話したり一緒に下校したりしながら次第に仲良くなってゆき、後半になるとキャラ固有のイベントが発生します。
各キャラの設定・シナリオは原作を現代風にアレンジしたもので、ルフィの宝探しに付き合ったり、医者を目指して勉強するチョッパーを見守ったり。ルフィ編ではシャンクス理事長、ゾロ編では不良のバギー一味、チョッパー編では校医ドクトリーヌなど、それぞれのシナリオで固有の脇役たちが登場します。
キャラクターの描写が原作に忠実で、ほぼ違和感なく読めました。ルフィのボケとナミのツッコミは絶妙かも。ウソップの嘘が楽しくて、ふかふかなチョッパーが可愛くて、彼らと過ごす学園生活が楽しい。どのキャラのシナリオもそれなりに上手くまとまっており、安定しています。反面、原作そのままなので意外性や新鮮味に欠ける面も。
ルフィ・ゾロ・サンジ・エースのシナリオは恋愛寄り、ウソップ・チョッパー・ビビのシナリオは友情寄り。恋愛寄りといっても、ルフィ編やゾロ編は
ほのかに恋心といった程度で、あからさまにラブラブというわけではありません。唯一あからさまにラブラブだったのは、エース編。元となる原作のエピソードが無いためか、最初から最後まで漏れなく恋愛イベントでした。エース編だけは、ほとんどオリジナル乙女ゲームの趣きです。
今日の夕食は何だとか今日は何の漫画を読んだとか、ナミのしょうもない日常が毎日しつこく描写されているのは退屈でした。ナミの「あずまんが大王」の感想なんか、どうでもいい。日常描写を入れるなら、もう少し実のある内容にして欲しかった。
システム
4月1日〜30日の1ヶ月間、学校で「教室」「廊下」などへ移動して各キャラと会話を重ね、親密度を上げていくオーソドックスな形式です。少し手間はかかりますが、お目当てのキャラを探してイベントを起こせば良いだけですので、攻略はそれほど難しくはありません。
システム面は、かなり不便。バックログなし、未読・既読の判別なし、CG閲覧なし。セーブ9個は少なすぎる。仮にもシェアのゲームで、これは厳しい。
グラフィック
立ち絵のポーズは1種類のみですが、チョッパーの目が飛び出たり、ルフィが肉を頬張ったり、サンジの目がハートになったりと、いろいろ原作通りの表情をしてくれるのは楽しかった。
ただ、スチルが各ルートに1〜3枚しか無いのは少なすぎます。そこいらのフリーゲームのほうが、よほど沢山描いています。「ここでスチルが欲しい」というシーンにスチルが無く、プレイしていて不満が溜まりました。
ただでさえ数少ないスチルなのに、ゾロ・ウソップ・チョッパーのスチルが どれも傷の手当てシーンで、ワンパターン。ルフィ・ゾロなどの恋愛寄りキャラは2〜3枚(EDスチル含)、ウソップ・チョッパーなどの友情寄りキャラはオール1枚(EDスチル無し)と、扱いに差があるのも悲しい。
背景の写真もあまり綺麗とはいえず、キャラ絵と馴染んでいなくて違和感がありました。
サウンド
BGM7曲、通常エンディングテーマ、ラブエンディングテーマソングがあり、計9曲。ラブEDテーマソング「きみのとなり」は作者の水沢ゆうきさんが歌・作詞を担当されており、恋愛寄りキャラをクリアした場合のみ挿入されます。
友情寄りキャラの場合は通常EDテーマのみですが、恋愛寄りキャラの場合はラブEDテーマソングの後に更に通常EDテーマが付いてくるので、くどい。エンディングテーマの音が割れまくっているのは参った。
総評
製作者さんの同人ゲームに対する知識が不足しているように見えました。あまり他の同人ゲームをよく知らないまま、製作されたのでは?
あちこち拙い出来ではありますが、原作に沿うように頑張って作られていると思います。1200円の価格に見合うかどうかは疑問ですが、個人的には楽しめました。
(2004年4月9日)