打!TENKORE 〜天峰山コレクション〜
総評:3
★★★☆☆☆☆☆☆☆
システム:3│シナリオ:2│グラフィック:7│サウンド:3
天峰山城(てんぽうざん・じょう)は、女しか撮らないことで有名な売れっ子カメラマン。「平成の光源氏」とも呼ばれる彼だったが、その正体は無類の男好きだった。好みの同性を見つけては口説いて写真を撮って、そのままシケ込むこともしばしば。元グラビア女優の安西瑞穂の写真集ロケでドイツを訪れたある日、天峰山は広場の噴水で美しい少年を発見する。新たなコレクションが、また一人……?
概要
| 対象年齢 |
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18禁 |
| 価格 |
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イベント販売価格: 1000円 / 販売店委託価格: 1400円 |
| 動作OS |
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Windows95/98/98SE/Me/2000/XP |
| 頒布日 |
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2003年8月17日 |
| パッケージ |
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DVDトールパッケージ |
| ブックレット |
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無し |
| プレイ時間 |
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20分 |
| 総プレイ時間 |
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1時間〜1時間半 |
| ツール |
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吉里吉里2/KAG3 |
| セーブ |
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28個、口説きモード終了時のみセーブ可能 |
| 画面 |
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ウィンドウモード(650×528)、フルスクリーンへ切替可能 |
| スキップ |
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システム「次の選択肢/未読まで進む」 |
| スチル |
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24枚 |
| 背景 |
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フリー素材 |
| 音楽 |
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1曲 |
| オプション |
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CG閲覧、Hシナリオ回想モード |
システム
タイピング口説きゲーム。3人のターゲットを口説いて落としていくストーリーモードと、安西瑞穂を相手に口説きの練習をするトレーニングモードがあります。いきなりストーリーモードから始めても問題ありませんが、トレーニングモードには本編のプロローグ的なシナリオもありますので、まずは
そちらから始めると良いでしょう。
ストーリーモードでは、異国の少年・ジル、元気な高校生・多田豊、無口な青年・瀬尾真隆の3人を順に攻略していきます。3択の中からターゲットに相応しい口説き文句を選び、制限時間内にタイプしていきましょう。口説きモードに成功すれば撮影モードへ、撮影モードに成功すればオマケのHシナリオへ移行します。
口説きモードは4問×7セット、撮影モードは7問×4セットで、それぞれ28問ずつ。ターゲットひとりにつき、計56問のタイピング問題が出題されます。「イージー」「ノーマル」「ハード」のタイマーレベルを設定でき、どのレベルでプレイしてもタイマー以外の違いはありません。「イージー」に設定すると充分すぎるほど時間がありますので、タイピングが苦手な方でも大丈夫でしょう。
普通のタイピングゲームとは少し異なり、テキストボックスに問題文をタイプした後「Enter」キーを押すことによって、初めて正誤判断が為されます。つまり文の途中で間違ってもそのまま。最終的に問題文の通りに入力したものを出せば良いわけですので、かな入力だろうとローマ字入力だろうと、「ti」だろうと「chi」だろうと、入力方法は何でも構いません。それは良いのですが、間違った箇所をやり直すこともなく次の問題へ進みますので、タイピングの上達に役立つかどうかは疑問です。
タイピング口説きゲームというので、てっきりタイピングで口説いて、それに相手が反応を返す……という風にタイピングを交えて会話が為されるものかと思っていましたが、そんなことは無く、ひたすら出題される問題を次から次へとタイプしていくだけでした。その間、相手の反応は一切なし。選択した答えが正しいのか間違っているのかも判らないまま、28問ぶっ通しでタイプ。無事にクリアしても、なんだか釈然としないものがありました。
肝心の口説き文句(問題文)に あまり面白味が無く、前後の繋がりの無い言葉ばかりで、「タイピングで口説くなんて面白そう」という期待は外れました。また、ターゲット3人分の口説き文句が混ざって出題されているようで、広場で本を読んでいるジルに「もしかして一人で飲んでいるのか?」という選択肢が出たり、バーで出会った瀬尾真隆に「それは学校の制服?」という選択肢が出たり。口説き文句くらいはキャラ個別に用意して欲しかった気もします。
シナリオ
| TARGET 1 ジル 15歳 |
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安西瑞穂の写真集ロケでドイツにやってきた天峰山は、空き時間に路地をぶらぶらと歩いているうちに、広場へ辿り着く。その噴水で、本を読んでいる美しい少年を発見した。 |
| TARGET 2 多田 豊 18歳 |
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安西瑞穂の撮影旅行が終わって数日後、天峰山は既に新しいターゲットを決めていた。ある日の散歩中にぶつかったジャージ姿の高校生。彼は毎日部活で、この近辺をランニングしているらしい。 |
| TARGET 3 瀬尾 真隆 28歳 |
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同性愛者が集う行き着けのバーで、天峰山はカウンターの片隅にスーツ姿の男を見つける。どこか物憂げな雰囲気を纏う彼に声を掛けると、冷たい拒絶の言葉が返ってきた。 |
ストーリーモードの流れは『ターゲットと出会う(少し会話)』→『口説きモード(タイピング)』→『撮影モード(タイピング)』→『H』となっており、これを3人分
繰り返します。出会ってタイピングしてHするだけですので、ストーリーというほどのものはありません。
なにしろキャラとの会話が ほとんど無いので、それぞれのターゲットキャラの人格なども、いまいち判らないままでした。ジルは内気で繊細な少年、豊は健康的なスポーツ青年……など、一応
個性らしき設定はありますが、単に設定が そのまんま使われているだけで、キャラの肉付けが薄く、ほとんど魅力を感じませんでした。そのようなキャラとゆきずりのHをしたところで、さして楽しくはなかった、というのが正直な感想です。また、口説きモードと撮影モードで為されているはずの会話や状況描写が全て省略されており、しかも
それを前提にシナリオが進んでいるので、プレイしていて解りにくい部分が多々ありました。
グラフィック
ターゲットキャラごとに「口説き失敗」CG1枚、「口説き成功」CG1枚、「H」CG2枚で、ゲーム中に4枚のスチルがあります。そしてクリア後のCG観賞でオマケCGを4枚観ることができ、ひとりにつき計8枚、全部で24枚のスチルがあります。オマケCGには撮影シーンと思われるスチルもありますが、どうせならオマケではなく、きちんとゲームの中で観たかったかもしれません。CG集を買ったわけではなく、ゲームを買ったわけですから。
サウンド
BGMは全1曲。曲自体は悪くないのですが、通常シーンもタイピングモードもHシーンも全て同じ曲というのは、違和感がありました。せめてターゲットキャラごとに曲を変えたり、シーンごとに曲を変えたりしてみても良かったのではないでしょうか。
総評
全体的に作りが大雑把で、あまり丁寧に作られたようには見えません。ボリュームも無く、1000円分の価値があるかどうかは疑問です。絵は綺麗ですので、絵だけで満足できる方なら買ってみても良いかもしれません。
(2003年8月31日)