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キャプテンボイジャー

総評:5
★★★★★☆☆☆☆☆
システム:4│シナリオ:5│グラフィック:7│サウンド:6
遥かなる未来。宇宙艦隊提督キャプテン・ボイジャーは、副官エステルと共に「宇宙フレア」と呼ばれる謎の現象を調査していた。単なる日銭稼ぎの軽い仕事のはずだったが、まさかこれが全宇宙を巻き込む大事件になろうとは……?




概要
対象年齢 - 18禁
価格 - 1500円
動作OS - Windows98/Me/2000/XP(要DirectX8.1以上)
ネット対戦環境 - 33.6kbps以上のTCP/IPに対応したインターネット/LAN環境
頒布日 - 2003年春
パッケージ - DVDトールパッケージ
ブックレット - 無し
プレイ時間 - 4〜5時間
総プレイ時間 - 同上
セーブ - 「チャプター選択」
画面 - ウィンドウ
スキップ - 無し
エンディング - 1種類
スチル - 30枚 (Hスチル4枚×6人)
背景 - 自作
備考 - フリー体験版あり


システム

スペースオペラADV+戦艦SLG。ゲーム本編であるストーリーモードの他、フリー対戦モードと通信対戦モードがあります。本編は全5話で構成されており、1話ごとにヒロインが新しく登場します。『ヒロイン登場』→『戦闘』→『ヒロインとエッチして仲間に加える』という流れを繰り返しながらゲームが進行し、最終的に5人(+α)の女の子とエッチできます。

戦闘では、砲撃を行いながら敵艦の位置を探っていくことになります。砲撃地点に敵艦がいた場合はダメージマークが表示され、外した場合はマスの色が「索敵済み」に変わります。 こうやって徐々に範囲を狭めながら、敵艦を撃破していきましょう。通常の砲撃を行う毎に特殊攻撃ゲージが溜まってゆき、溜まったゲージを消費することによって特殊攻撃を行うことが可能です。「ソナー」から「十字波動砲」まで10種類の特殊攻撃があり、ゲージを貯めるほど高性能の特殊攻撃を行うことが出来ます。

「2連波動砲」や「十字波動砲」などで、縦に斜めにドカドカドカッと砲撃するのは、爽快感がありました。敵も同じことをやってくるのでドカドカ潰し合いになるわけですが、この攻防が何とも面白い。戦闘バランスが絶妙で、勝負はいつもギリギリですが、クリアできないということはありません。(へっぽこな私でもクリアできましたので、その点は心配ご無用)

セーブ機能は無く、代わりにタイトル画面の「チャプター選択」にてクリア済みの章を頭から始めることが出来ます。それは別段かまわないのですが、セーブが無いなら無いで、戦闘をスキップできるようにするか、シーン回想を付けるかして欲しかったかもしれません。エッチシーンを何度も観たい人も当然いるだろうと思われますが、そのたびに戦闘をこなさなければならないのは面倒です。

テキストのスキップ機能が無いのも残念。各チャプターのシナリオは短いので必要無いと言えば無いかもしれませんが、繰り返しプレイをしていると やはり不便でした。また、「ロード」も「タイトルに戻る」も無いため、途中でやり直したければ いちいち終了して再び起動しなければならず、これまた面倒。戦闘システムはよく出来ていますが、その他のシステムまわりは難あり。

※追記: 2003年6月30日 メニュー「セーブ」「ロード」「タイトルに戻る」追加パッチ公開


シナリオ
第一話 「ドッグフード」


「宇宙フレア」の情報を仕入れるため、惑星フリスキーへやって来たキャプテンボイジャー。間もなく星に到着する頃、正体不明の船がぶつかってきた。相手は「宇宙ねこみみ族」のミミコ。奴隷商人から逃げてきたミミコは、キャプテンボイジャーを追っ手と勘違いして攻撃してきた!?
第二話 「お注射させてください」


惑星フリスキーを出発して二日。順調に航海を続けていたある日、「宇宙ナース艦隊」が接近し、突如発砲してくる。宇宙ナース族は怪我人を介護するのが生き甲斐で、怪我人がいない場合は自分たちで怪我人を作って介護するという、何ともハタ迷惑な種族だった!
第三話 「おはよう」


宇宙ナースのキュアーが仲間になってから四日後。未来予測を手掛ける宗教国家・惑星イズモへやって来たキャプテンボイジャーは、巫女装束の高天原静音に出迎えられ、なぜか戦闘を挑まれる。「赤髪の獅子……。あなた様を試させて頂きますー」
第四話 「浮気者」


宇宙の大災害を防ぐ鍵が地球にあるという静音の予言に従い、地球へやって来たキャプテンボイジャー。そこへ「宇宙セーラー艦隊」から通信が入る。モニターに現れたのは、キャプテンボイジャーの幼馴染みであり自称・婚約者のゆりっぺだった。美少女に囲まれているキャプテンボイジャーに怒るゆりっぺ。「そんなにここを通りたかったら、私を倒してからにしなさいよ!」
最終話 「生きろ」
フレアの発生地点を突き止め、「M87星域」へ向かったキャプテンボイジャーは、そこで思わぬ宇宙崩壊の危機を知る。そんな矢先に「宇宙人妻艦隊」から通信が入り、超怒級大型宇宙戦艦「アーク・ノア」を渡せと迫ってきた。しかも その人物は、キャプテンボイジャーの亡くなった母親と生き写しで……?
いかにもベタで王道な戦艦アニメ的ストーリー。ヒロインたちも「猫耳」「看護婦」「巫女」「眼鏡っ娘」「人妻」など、ひと通りベタな属性が揃っております。「宇宙セーラー艦隊」だの「宇宙人妻艦隊」だの、馬鹿馬鹿しさ満載なネーミングが良い感じ。ただ、シナリオ自体はそれほど壊れておらず、ギャグもクスッと笑える程度ですので、もっと とことんまで馬鹿馬鹿しさをを追求してみても良かったのでは?という気もします。

キャプテンボイジャー(本名:大吾郎)は、幼き頃の「宇宙海賊キャプテンボイジャーになる!」という夢を そのまんま叶えてしまった、ある意味すごい男。いつも船員たちに「キャプテンと呼んでくれ」とお願いしているのに、誰にも呼んでもらえない悲しい男。子供の頃からの夢をそのままに持ち続けている宇宙バカなところが可愛いですね。1話ごとに女の子が仲間になってゆき、艦が賑やかになっていくのが楽しい。しかし、艦の構成員が全員竿姉妹かと思うと、ちょっとイヤ。

本編を全話クリアすると……
第零話 「エステル軍曹」
キャプテンボイジャーが宇宙海軍士官アカデミーの実習生だった頃、彼の卒業試験の監督を担当したのがエステル軍曹だった。滞りなく試験が終わった後に、思わぬ事件が……?


グラフィック
ゆりっぺの頭に変な触覚が生えていたり、雪恵の肩元に変な羽が浮いていたり、静音がメカっぽくて怪しかったりと、キャラクターデザインが珍妙で可笑しい。雪恵が重厚な2連波動砲艦をバックに、おタマを持って「晩御飯どうしようかしら」などと呟いたりしているシュールさが本作の魅力でしょう。感情によって ゆりっぺの頭の球体の色が変わったり、ミミコのアホ毛がハートになったり、くだらない細かさが良い味を出しています。

ゆりっぺとの再会の場面で、急にキャプテンボイジャーが湯のみを取り出してお茶を飲み始めるので何かと思っていたら、後で「ぶっ!」と吹き出すためだったとは(笑) キュアーがキャプテンボイジャーの手にキスした時、無表情なエステルの片眉がピクピク動いているのも笑いました。他にもキャプテンボイジャーの頭に汗マークが出たり、怒りマークが出たりと、漫画っぽい演出が楽しい。


第一話: ミミコ(猫耳) … 猫特有のザラついた舌技
第ニ話: キュアー(看護婦) … 診察、浣腸
第三話: 静音(巫女) … 触手
第四話: ゆりっぺ(幼馴染み) … 小学校時代の教室で
第五話: 雪恵(人妻) … 経験豊富

などなど、各キャラの個性を活かしたバラエティ豊かなエッチが用意されています。
特筆すべきは、全員が処女であること。

愛玩動物としてエッチの訓練を受けてきたけど処女
ひとりエッチを何度もしてきたけど処女
人妻母親だけど処女

製作スタッフ様の処女へのこだわりが、夢いっぱいに詰め込まれています。


総評
ダレることなく、コンパクトにまとまっています。ゲーム本編は短いですが、フリー対戦・ネット対戦などで長く遊べる方なら、お買い得かもしれません。特に この戦艦ゲームはコンピューターより人間相手のほうが断然面白そうですので、ネット対戦は楽しめるでしょうね。(相手がいればの話ですが) 最後までベタだったオチにも笑いましたし、大作ではありませんが小ネタの効いた作品でした。
(2003年5月31日)


【HP】「PURPLE HEART」 http://www95.sakura.ne.jp/~purpleheart/