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Hollow Days -The four days of Sakura-

総評:5
★★★★★☆☆☆☆☆
システム:5│シナリオ:5│グラフィック:5│サウンド:5
間桐桜は毎日つけている日記をきっかけに、四日間が繰り返されていることに気付く。士郎との穏やかな四日間を終わらせたくない桜は、バゼットを排除してアンリマユを取り込み、カレンを監視下に置いた。この世界を自分の手で続けていくために……。



概要
対象年齢 - 18禁
価格 - 1260円(税込)
動作OS - Windows 98/Me/2000/XP
頒布日 - 2006年12月(コミックマーケット71)
パッケージ - CDケース
ブックレット - 無し
プレイ時間 - 2時間半〜3時間
総プレイ時間 3時間〜3時間半
ツール - 吉里吉里2
セーブ - 28個
画面 - 800×600
スチル - 15枚 (差分除く)
背景 - オリジナル
音楽 - 素材
おまけ - CGギャラリー、Hシーン回想、マジカル桜回想
備考 - WEB体験版あり


批評
『Fate/Hollow Atraxia』の繰り返す四日間を舞台とした間桐桜の物語。士郎視点の昼パートと桜視点の夜パートがあります。

昼パートは何も知らない士郎のお気楽お茶の間コメディ編。無駄に白熱する麻雀バトルやら、カレイド・ステッキ奪還作戦やら、にぎやかで楽しい。マジカル桜の変身シーンは感動した(笑) くだらないところばかり凝られていて笑いました。一方で、ふと気付くとセイバーがいない……などの場面にギクリとしたり。こうやって少しずつ日常が歪んでいく過程を、もう少しじっくり見たかった気がします。わずか二周(+α)で終わってしまうのは、物足りなかった。

夜パートはブラック桜の調教エロエロ暗躍編。四日間の世界を永遠に繰り返すために、桜は障害となるセイバーや凛たちを次々と自分の肉人形にしていきます。桜が魔術で股間にペニスを生やしたり、なぜかカレンが母乳を放出したりと、滅茶苦茶のやりたい放題。快楽にぶっ壊れたセイバーたちが「いっちゃう!!いっちゃうよぉっ!!!いくいくいくっ!!!」「感じちゃうぅっ!どこでも感じちゃうのおぉっっ!!」などと雄叫びをあげて人格崩壊しているので、そういうのが嫌な人にはキツいかも。蟲、スライム、触手なども大活躍。

二周四日目の選択肢によってトゥルーエンドとバッドエンドへ分岐します。トゥルールートへ入ると、これまでのギャグ&エロとは一転して超シリアスに。なぜ桜は、こんなにも「繰り返す四日間」の世界に執着したのか。トゥルールートでは、現実世界で待ち受ける桜の辛い運命が明かされます。かなりオリジナルな設定ですが、ディテールがしっかりしているので違和感なく読めました。士郎を想いながら日々を懸命に生きる桜の日記は泣ける。

本作のジャケットなどを見るとエロばっかり強調されていますが、意外と真面目に作られた作品でした。エキセントリックなハードエロを除けば、普通に良いシナリオです。エロで引いてしまう人が多そうなので、そこが勿体無い。このようなシナリオなら、エロはもう少し控えめにしたほうが良かったのでは。

桜の一途さ、純粋さ、弱さ、それゆえの狂気。短いシナリオながらも桜の魅力が詰まっており、桜のファンディスクらしい内容でした。ジャケット裏面に「敢えて言います。桜ファン必見!」と強気な煽りがありますが、あながち嘘ではないかも。必見というほどではありませんが、白桜を好きな人にも黒桜を好きな人にもお薦めできます。
(2007年1月23日)


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